「道具と飾りにみる煎茶のたのしみ」サンリツ服部美術館

「道具と飾りにみる煎茶のたのしみ」サンリツ服部美術館

名称:「道具と飾りにみる煎茶のたのしみ」サンリツ服部美術館
会期:2024年4月23日(火)~7月21日(日)
会場:サンリツ服部美術館
休館日:祝日を除く月曜日
    ※7月22日(月)は美術講座にご参加のお客様のみご入館いただけます。
入館料:大人 1,100(1,000)円、小中学生400(350)円
    ※( )は団体20名様以上の場合
住所:〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り2-1-1
TEL:0266-57-3311
URL:サンリツ服部美術館

「道具と飾りにみる煎茶のたのしみ」サンリツ服部美術館
「道具と飾りにみる煎茶のたのしみ」サンリツ服部美術館

 透き通った茶の色や味、広がる香りをたのしむ煎茶には、ともに育まれてきた文化があり、ただ茶を飲むことにとどまらないたのしみがあります。明・清時代の中国では、文人と呼ばれる知識・教養にすぐれた人々が、詩作や書画の制作・鑑賞に興じつつ、煎茶をたしなむことが流行しました。江戸時代前期には煎茶が先進の外来文化として迎えられ、後には文人に憧れ中国的な教養を持つ人々により愛好されるようになります。
 煎茶が大いに盛り上がりをみせたのは、幕末から明治中期にかけてです。複数の茶席を設けるだけでなく、美術品を鑑賞する展観席まである大規模な茶会が開かれるようになりました。こうした煎茶席などで愛好されたのが、中国で作られた道具である「唐物」です。開国により貿易や人の行き来が活発になり、中国から輸入される道具類が増えており、煎茶席に用いられる傾向が強まりました。
 本展では、幕末から明治中期の茶会に注目し、「倶輪珠茶銚」をはじめとした初公開の作品14点を含めた魅力あふれる煎茶道具をご紹介いたします。明・清時代の文人たちに憧れた人々によって育まれた煎茶の世界をおたのしみください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る