「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」福田美術館
名称:「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」福田美術館
会期:2024年4月19日(木)~2024年 7月1日(月)
前期:4月19日(金)~5月27日(月)
後期:5月29日(水)~7月1日(月)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館 16:30)
休館日:5月28日(火)展示替え
6月18日(火)設備点検
場所:福田美術館 (京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
嵯峨嵐山文華館 (京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11)
入館料:一般・大学生:1,500(1,400)円
高校生:900(800)円
小中学生:500(400)円
障がい者と介添人1名まで:各900(800)円
※( )内は20名以上の団体 料金
※幼児無料
嵯峨嵐山文華館との二館共通券
一般・大学生:2,300円
高校生:1,300円
小中学生: 750円
障がい者と介添人1名まで:各1,300円
後援:京都市 京都商工会議所
京都府(予定) 京都市教育委員会(予定)
住所:〒616-8385京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
TEL:075-863-0606
URL:福田美術館
2024年初夏、京都・嵯峨嵐山の福田美術館は、当館自慢の美人画コレクションを一挙お披露目いたします。近隣にある嵯峨嵐山文華館との共催で、華やかな日本画の世界をたっぷりとお楽しみいただきます。
「美人画」というジャンルが、日本で生まれたのは江戸時代のこと。同時代の洗練された衣装や、優れた着こなしを絵画として愛でる文化が生まれたのです。浮世絵師たちも数多くの作品を描き、多くの人々がそれを求めました。近代に入ると、展覧会という場でも美人画が重視されるようになり、多くの日本画家たちが理想の美人画を追求し、作品は美しく、麗しく妍を競う時代が訪れます。
画家たちの琴線に触れた実在のモデルを描いたものから、非実在の物語の登場人物に想いを馳せて表現したもの、さらには、記憶の中の美人を理想的な形で再現したものなど、美人画は多種多様な着想や表現をまとって私たちを惹きつけてやみません。
その、尽きせぬ魅力の源こそ、「君があまりにも綺麗すぎて」という画家たちの想いにほかなりません。本展では、これをキーワードとして、福田コレクションの中から、選りすぐった近世から近代にかけての約200人の美人たちを一堂に集め、その魅力に迫ります。容貌だけでなく、服飾品や背景に至るまで、画家たちがすべてにこだわって描いた美の世界をお楽しみください。
第2会場となる福田美術館では、福田コレクションが誇る近代美人画の名品をご紹介。「東の清方、西の松園」と称され、お互いを認めあっていた近代を代表する美人画家、鏑木清方・上村松園の共演をまずはお楽しみいただきます。
近代の美人画の営みは、彼らだけに留まるものではありません。伊藤小坡や伊東深水、梶原緋佐子ら、それぞれに異なる発想と手法で制作に励んだ画家たちに加えて、甲斐荘楠音、岡本神草らによる妖艶な美人画などもご紹介いたします。観るほどに「君があまりにも綺麗すぎて」と呟きたくなってしまう空間で、あなたを最も虜にするのは、果たして誰になるのでしょうか。
一方、第1会場となる嵯峨嵐山文華館では、日本における美人画のルーツとなる浮世絵をご紹介いたします。歌川広重や葛飾北斎など、著名な浮世絵師によって描かれたものから、近世に京都で活躍した画家による美人絵などを展示。髪型や衣服に当時流行した風俗を今に留める美人画をお楽しみください。さらに、その流れを汲む近代美人画の名手たち――鏑木清方や北野恒富、伊東深水らによる作品で、時代の流れとともに変化していった浮世絵系美人画の系譜をご覧いただきます。
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