速報展示「斎宮跡の白い土師器(はじき)」斎宮歴史博物館

速報展示「斎宮跡の白い土師器(はじき)」斎宮歴史博物館

名称:速報展示「斎宮跡の白い土師器(はじき)」斎宮歴史博物館
会期:2024年5月8日(水)から10月20日(日)まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日を休館日とします)
会場:斎宮歴史博物館 常設展示室Ⅱ 速報展示コーナー(三重県多気郡明和町竹川503)
開館時間:9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
観覧料金
  観覧には常設展の観覧料が必要です。
  【個人】一般340円、大学生230円、高校生以下無料
  【団体(20名以上)】一般270円、大学生180円、高校生以下無料
住所:〒515-0325三重県多気郡明和町竹川503
TEL:0596-52-3800
URL:斎宮歴史博物館

 斎宮歴史博物館では、発掘調査の最新成果や、過去の発掘調査の記録、出土品を整理した成果などを、いち早く紹介するために、年2回、速報展示を行っています。 令和6年度第1回目の展示は、国の重要文化財に指定され、令和5年度に修復・補強した土師器高杯(たかつき)をいち早く公開します。その他、平安時代後期の10世紀後葉から11世紀半ば頃の儀式や饗応(きょうおう)に用いたとみられる特別な土器を紹介します。展示資料は、国の重要文化財に指定された6点を含みます。
 飛鳥時代から平安時代にかけて、斎宮跡で最も広く使われた土器は、釉薬(ゆうやく)をかけ ず低い温度で焼いた素焼きの土師器(はじき)と呼ばれるものです。斎宮跡の周辺は、かつて はこの土師器の一大生産地でした。この土師器は、赤みがかった橙色を基調としていました が、平安時代後期には高杯(たかつき)・椀や皿といった、供膳(きょうぜん)のためのうつわに 際立って白い土師器が出現します。これらは、平安京で摂関政治の全盛期を迎える時代に、儀 式や饗応に用いたとみられる特別な土器だったと考えられます。斎宮跡で出土する多彩な土器 の一面を、美しくよみがえった修復品とともにご紹介します。

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