名称:「遠距離現在 Universal / Remote」広島市現代美術館
会期:2024年6月29日(土)~2024年9月1日(日)
会場:広島市現代美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、7月16日(火)、8月13日(火)
※ただし7月15、8月12日は開館
観覧料:一般 1,300円 (1,000円)
大学生 950円 (750円)
高校生・65歳以上 50円 (500円)
中学生以下 無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
住所:〒732-0815広島市南区松原町9-1
TEL:082-264-1121
URL:広島市現代美術館
20世紀後半以降、人、資本、情報の移動は世界規模に広がりました。2010年代から本格化したスマートデバイスの普及とともに、オーバーツーリズム、生産コストと環境負担の途上国への転嫁、情報格差など、グローバルな移動に伴う問題を抱えたまま、私たちは2020年代を迎えました。そして、2020年に始まった国境のないパンデミックにより、人の移動が不意に停止されたものの、資本と情報の移動が止まる気配はありませんでした。かえって、資本や情報の本当の姿が見えてくるようになったと思えます。豊かさと貧しさ。強さと弱さ。私たちの世界のいびつな姿はますます露骨に、あらわになるようです。
展覧会タイトル「遠距離現在 Universal / Remote」は、資本と情報が世界規模で移動する今世紀の状況を踏まえたものです。監視システムの過剰や精密なテクノロジーのもたらす滑稽さ、また人間の深い孤独を感じさせる作品群は、今の時代、あるいはポストコロナ時代の世界と真摯に向き合っているようにも見えます。本展は、「Pan- の規模で拡大し続ける社会」、「リモート化する個人」を軸に、このような社会的条件が形成されてきた今世紀の社会の在り方について取り組んだ8名と1組の作品を紹介します。
◆ 出品作家
井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ、ヒト・シュタイエル、ミロス・トラキロヴィチ、地主麻衣子、ティナ・エングホフ、チャ・ジェミン、エヴァン・ロス、木浦奈津子
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