「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝14 ―御堂関白記と源氏物語」京都府京都文化博物館

「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝14 ―御堂関白記と源氏物語」京都府京都文化博物館

名称:「近衞家 王朝のみやび 陽明文庫の名宝14 ―御堂関白記と源氏物語」京都府京都文化博物館
会期:2024年9月28日(土)〜2024年11月24日(日)
   前期展示: 9月28日(土)~10月27日(日)
   後期展示: 10月29日(火)~11月24日(日)
会場:京都府京都文化博物館
開館時間:10:00 〜 19:30
休館日:月曜日
   10月14日、11月4日は開館
   10月15日、11月5日は休館
入場料:一般 500円、大学生 400円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒604-8183 京都府京都市中京区三条高倉
TEL:075-222-0888
URL:京都府京都文化博物館

重要美術品 宇治拾遺物語絵巻 巻第五 (詞書)近衞家凞筆 (絵)狩野尚信筆 江戸時代 17世紀(通期展示) 
「大二条殿に小式部内侍、歌よみかけ奉る事」(第81話)
重要美術品 宇治拾遺物語絵巻 巻第五 (詞書)近衞家凞筆 (絵)狩野尚信筆 江戸時代 17世紀(通期展示)  「大二条殿に小式部内侍、歌よみかけ奉る事」(第81話)

京都市右京区に所在する陽明文庫は、朝廷の最高官職である摂政・関白を務めた藤原氏五摂家の一つ、近衞家の御蔵を継承した機関で、平安時代以来の歴史資料の一大宝庫です。
陽明文庫は、数多くの国宝や重要文化財を所蔵しており、なかでも、平安時代に栄華を極めた藤原道長の日記、国宝『御堂関白記』は、平安時代の政治や文化を今に伝えるものとして、並ぶもののない価値を有します。また、道長が活躍したまさにその時代、紫式部は『源氏物語』を著しますが、陽明文庫には、『源氏物語』[別本]系統の代表的な写本である重要文化財『源氏物語』(通称、陽明文庫本)をはじめ、複数の優美な写本が所蔵されています。
今回の陽明文庫の名宝展では、藤原道長と紫式部が生きた時代の遺品である国宝『御堂関白記』より、藤原道長による自筆本のみ4巻を、14回を数える本展の歴史のなかで初めて、一挙に紹介します。あわせて、鎌倉時代に書写された重要文化財『源氏物語』のほか、室町時代と江戸時代の写本を展観し、各時代の源氏物語受容の歴史をたどります。さらに、王朝時代の余韻を残す『宇治拾遺物語』に取材し、絵は狩野探幽・尚信・安信兄弟の合作、詞書は近衞家凞の手になる『宇治拾遺物語絵巻』4巻を展示し、三兄弟の絶妙な画風の違いをご覧に入れます。
本展が、平安時代より続く悠久の歴史を持つ、陽明文庫の魅力に触れていただく機会となれば幸いです。

※出品資料はすべて公益財団法人陽明文庫の所蔵品です。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る