「洋画家 清原啓一と藤森兼明 展」松村外次郎記念庄川美術館

「洋画家 清原啓一と藤森兼明 展」松村外次郎記念庄川美術館

名称:「洋画家 清原啓一と藤森兼明 展」松村外次郎記念庄川美術館
会期:2021年5月15日(土)~30日(日)
開館時間:9:00~18:00(入館は17:00まで)
休館日:火曜日
入館料:
  一般・大学生410円
  65歳以上330円
  小中高生210円(170円)
  ※障がい者および介助者1名無料
  ※( )内は20名以上の団体料金
住所:〒932-0305富山県砺波市庄川町金屋1066
TEL:0763-82-3373
URL:松村外次郎記念庄川美術館

日本芸術院会員である市出身洋画家の作品を展示します。
日本藝術院は顕著な功績を持つ芸術家を優遇、顕彰するために設置された文化庁の特別機関です。清原啓一氏は2002年~2008年まで在籍し、現在洋画部門では藤森兼明氏を含め13名が在籍しています。
ともに砺波市に生まれ画家を志して研鑽を積みながら日展、光風会という共通の美術団体で活躍を続け、国内画壇を牽引する洋画家となった二人の制作の軌跡をたどります。
清原啓一氏は1927年砺波市中野に生まれます。富山師範学校卒業後、津沢中学校に勤めながら川辺外治のアトリエでデッサンと油絵の技法を学びます。上京し明治大学を卒業後は日展と光風会を活躍の場に次々と制作を続けていきます。27歳ころ故郷で飼っていた鶏を思い出し鶏小屋を設えて描きはじめます。納得のいく鶏を描くまで2000枚に及ぶスケッチを続け、以降鶏の作品を多く描いていきます。1994年日展「散策」内閣総理大臣賞、2002年「花園の遊鶏」〈第33回日展〉にて日本藝術院賞・恩賜賞受賞 日本藝術院会員に就任、2008年81歳で逝去されました。
清原氏生誕から8年後、藤森兼明氏は1935年砺波市庄川町青島に生まれます。金沢美術工芸大学在学中から日展、光風会に入選するなど早くから頭角を現しますが、卒業後は就職し約5年間渡米します。帰国後も紆余曲折を経ますが、画壇に復帰して以降は日展、光風会を中心に作品を発表し活躍を続けます。キリスト教を背景に聖像と女性像を組み合わせた「アドレーションシリーズ」を描き続け、2008年「アドレーションサンビターレ」で日本芸術院賞、日展理事、日本芸術院会員に就任されます。現在は日展顧問、光風会理事長として精力的に活躍を続けていらっしゃいます。
本展では砺波市美術館、庄川美術館所蔵の作品より約30点を展示します。それぞれの魅力あふれる作品をぜひお楽しみください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る