名称:開館40周年 企画展第2弾「美術の教育/教育の美術」京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
会期:2021年10月1日(金)から11月6日(土)
休館日:日曜日・祝日、10月23日(土)
開館時間:10-17時(入館は16時30分まで)
会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
入館料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は学生証の提示により無料
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳またはミライロIDの提示をお願いします)
企画・主催:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
協力:「京都の近代化遺産」発信プロジェクト実行委員会
関連企画:京都工芸繊維大学附属図書館では、ML(Museum & Library)連携展示「美術の教育/教育の美術」を開催中です。
住所:〒606-8585京都府京都市左京区松ヶ崎橋上町
TEL:075-724-7924
URL:京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、これまで、京都市立芸術大学と共催で、京都市立芸術大学・京都工芸繊維大学それぞれの前身校で展開された図案教育に関する展覧会を開催してきました。また、染織図案に対象を絞って、図案教育が制作の現場で果たしてきた役割を明らかにする展覧会も企画してきました。さらに、「明治から戦前期の教育資料―奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校」(2020年)では、奈良女子大学と共催で、両大学の前身校の教育課程における視覚教材を展示して、明治期の高等教育のあり方を考察しました。
今回の展覧会「美術の教育/教育の美術」では、上記のような高等教育機関における専門教育の前の段階に焦点をあてて、近代の京都における図画・美術教育の展開を初等教育から高等教育の現場までを俯瞰して提示し、また、明治期の女子教育や修身教育さらには、歴史・国語教育においてヴィジュアルな教材がどのような役割を果たしたかを示します。そのうえで、京都高等工芸学校の図案科でおこなったデザイン教育がどのようなもので、20世紀初頭にあってどのような意味をもっていたのかを考察したいと思います。
本展覧会により、伝統的に多様な美術工芸を育んできた京都で、美術工芸を近代化するにあたり、どのような教育がおこなわれたかが明らかになるとともに、この時期の他の教育ジャンルにおいて視覚教材がどのように活用されたかを示すことができればと考えています。
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