「『グリム童話』の裏話」軽井沢絵本の森美術館

「『グリム童話』の裏話」軽井沢絵本の森美術館

名称:「『グリム童話』の裏話」軽井沢絵本の森美術館
開催期間:2020年10月9日(金)〜2021年01月11日(月)
開催期間:10:00~16:00(最終入館は閉館の30分前)
  ※10月9日~12日は9:30~17:00
休館日:
  【10 月・11 月】火曜日 ※11月3日(火)は開館
  【12月】火~金曜日 ※12月30日(水)、12月31日(木)は開館
  【1月】1/1(金)、5(火)~8(金)  ※1/2(土)~4(月)、9(土)~11(月)は開館 ※1/12(火)~2/28(日)は冬季休館
住所:〒389-0111長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉182(塩沢)
TEL:0267-48-3340
URL:軽井沢絵本の森美術館
  1812年に『グリム童話(子どもと家庭のメルヒェン)』が出版されました。グリム童話に入っている多くのお話は「昔話」といって、人々の間で口伝えによって親しまれていたものです。兄弟は実際に語り手から話を聞き取って昔話を収集しました。こうして、形のなかったグリム童話が文章となって今でも残っているのです。
 このように「形のない昔話を文章にして残す」という目的から成立した『グリム童話』ですが、最終第7版まで改訂する中で、話を追加または削除し、表現を書き直していきました。「本当は怖いグリム童話」と謳われるように、初版には残っていた残酷なおはなしや性的な表現も直されました。つまり、グリム童話の内容には、兄弟の価値観や生い立ちが反映されているのです。たとえば、グリム兄弟は自分たちの境遇から兄弟というテーマに強く共感していたため、「ヘンゼルとグレーテル」をはじめ兄弟のはなしを多く集めていたといわれます。
 グリム兄弟がどのようにグリム童話を作っていったのか、どのように表現を直し、展望を抱いていたのか。本展では、イラストレーションとともに、グリム兄弟の生い立ちや功績に絡め、この童話集にこめられた裏の意図をご紹介します。
  同時開催として、兄弟にとって再話の手本となったシャルル・ペローの童話を特集します。ペロー童話には、グリム童話でも知られる「赤ずきん」「眠りひめ」「シンデレラ(グリム童話では「灰かぶり」)」などがありますが、その内容は教訓性を帯びています。グリム童話との相違点から、ペロー童話を解説します。

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