「野田弘志 真理のリアリズム」札幌芸術の森美術館

「野田弘志 真理のリアリズム」札幌芸術の森美術館

名称:「野田弘志 真理のリアリズム」札幌芸術の森美術館
会期:2022年11月19日(土曜日)~2023年1月15日(日曜日)
開館時間:午前9時45分~午後5時00分 ※入館は午後4時30分まで
休館日:月曜日(ただし1月9日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)、1月10日(火)
会場:札幌芸術の森美術館 〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75
主催:札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、STV札幌テレビ放送
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会
住所:〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75
TEL:011-591-0090・FAX:011-590-0102
URL:札幌芸術の森美術館

《やませみ》1971年、油彩・板、豊橋市美術博物館
《やませみ》1971年、油彩・板、豊橋市美術博物館

野田弘志(1936-)は、日本のリアリズム絵画を代表する画家の一人です。東京藝術大学を卒業後、イラストレーターとして多忙な日々を送る中で、絵画制作への想いが高まり、30代半ばより画業に専念するようになりました。広島市立大学芸術学部で後進の指導にあたったのち、傘寿を超えてなお、リアリズムの画壇をけん引し続けています。
本展は、画家・野田弘志の最初期から近作まで、その画業の全容を回顧するものです。自身のスタイルを模索していた学生時代の作品、広告会社時代のイラストやデザイン。画壇デビューを果たした頃の細密な静物画群(「黒の時代/金の時代」)から、その名が全国的に知られる契機となった新聞連載小説『湿原』(加賀乙彦著)の挿絵原画。骨、あるいは生ける人間を描き、死生観を示そうとしたシリーズ「TOKIJIKU(非時ときじく)」「THE」、そして近年手掛けている等身大肖像のシリーズ「聖なるもの」「崇高なるもの」まで。人物・静物・風景、いずれのモチーフを前にしても、一貫してひたすらに見つめ、描くことで「在る」ということを突き詰めようと野田弘志が一貫して追求してきたリアリズムの道をたどります。

野田 弘志 Noda Hiroshi
1936年韓国全羅南道生まれ。少年時代を広島県福山市、愛知県豊橋市などで過ごす。東京藝術大学油画科(小磯良平教室)を卒業後、イラストやデザインの仕事を手掛ける。1970年に初の個展(銀座・三越)を開催したことをきっかけに、画家へ転向する。主な受賞歴に、白日会第58回展内閣総理大臣賞(1982年)、第14回安田火災東郷青児美術館大賞(1991年)など。東京・有楽町アートフォーラムや愛知・豊橋市美術館などで「野田弘志展〈明晰なる神秘〉」(1988年)、ベルギー・ゲントのヴェラヌマン美術館で「野田弘志展〈油彩・水彩〉」(1994年)など、個展も多数開催。札幌芸術の森美術館では、「存在の美学 第3回伊達市噴火湾文化研究所同人展」(2014年)に出品。

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