名称:「折って広がる美の世界」新潟市會津八一記念館
会期:2022年12月20日〜2023年3月26日
開館時間:午前10時~午後6時(午後5時30分まで受付)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)※12月28日~1月3日冬季休館
会場:新潟市會津八一記念館
入場料:一般 500円
大学生 300円
高校生 200円
小・中学生 100円
※団体20名以上2割引、土日祝日は小・中学生無料
住所:〒950-0088新潟県新潟市中央区万代3-1-1 メディアシップ5階
TEL:025-282-7612
URL:新潟市會津八一記念館
現在、屏風などの書画作品は、一般的には芸術として見られていますが、元々は日常生活で実用的に利用されていたものです。その後、徐々に芸術性を持って鑑賞されるようになってきました。
屏風は部屋の仕切りや装飾に用いる調度品のひとつで、木枠に紙や絹を貼ったものを2枚、4枚、6枚などつなぎ合わせて折り畳めるようにしたものです。
折帖は、経典や習字の手本などを記した和紙を一定の幅に折り畳み、その前後に表紙をつけて読みやすくした書物です。扇子は、煽いで風をおこすだけでなく、儀礼や芸能でも用いられています。このように、屏風、折帖、扇子は実用品であるとともに、一方では美的に装飾された工芸品ともいえるでしょう。いずれも折って畳める形式ですが、横に広げると折れた場面が展開され、大作となるのです。
本展覧会では、当館所蔵の屏風、折帖、扇子形式に仕立てた會津八一の書作品を中心に展示し、軸装や額作品のように一つの面で見せるものとは異なる場面展開の魅力を紹介していきます。併せて会期中には、第16回秋艸道人賞「會津八一の歌を映す」写真コンテスト入賞入選作品も陳列いたします。
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