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唐詩屏風 2009年3月22日更新

唐詩屏風
【和:とうしびょうぶ
【中:Tang shi ping feng
彫刻・書画|>唐詩屏風

三井親和
六曲一双
紙本墨書
各扇縦一三ニ・○ 横五二・〇
江戸時代・十八世紀
東京国立博物館(橋本貴志氏寄贈)
 三井親和(一七〇〇-八二)は、江戸時代中期の書家・武術家。信濃の人で、江戸に出て深川に住んだことから、深川の親和とも呼ばれ、生涯その地を愛し其処に歿した。親和の書は、大名から庶民まで広く愛され、江戸を代表するものとして、高く評価された。書は僧東湖に学び、また細井広沢(一六五八~一七三五)の門人となり、当時流行した文徴明(一四七〇―一五五九)の唐様書法をよくした。平林惇信(一六九六-一七五三)・関思恭(一六九七-一七六五)・松下島石(一六九九-一七七九)らとともに広沢門下の四天王と称されている。また、『日本印人伝』(中井敬所撰)にも所収され、篆書篆刻にも秀でたことが知られる。その篆書は染物に用いられ「親和染め」の名によって流行した。
 この作品は、唐の詩人王維の自撰になる『王右丞詩集』巻第十四の田園楽七首に所収の一首を、六曲一双屏風の二扇に二字あて大書したものである。その雄渾な書は、能書として喧伝された親和の現存遺墨の中でもその特徴を最もよく示した最高傑作と考えられる。出所:書の至宝-日本と中国2006
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