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行書節臨唐宋人書四屏 2009年3月21日更新
【和:ぎょうしょせつりんとうそうじんしょしへい】 |
【中:Xing shu jie lin tang song ren shu si ping】 |
明・清|彫刻・書画|>行書節臨唐宋人書四屏 |
伊秉綬筆 四幅
紙本墨書
各縦一二○・○ 横五二・六
清時代・嘉慶十一年(一八〇六)
上海博物館 清代の書壇では、伊秉綬(一七五四~一八一五)は古隷の名手として知られるが、彼の行草諸も独特の書風をもっている。伊秉綬は早くから劉墉(一七一九~一八〇四)に書を学び、後に顔真卿(七〇九-七八五)の行書を学んだ。また明の李東陽(一四四七-一五一六)の行書の影響を受け、このように点画が痩せて勁く、特異な風格を創出した。隷書の厚重な用筆と緩やかな運筆と転折も、伊秉綬のこのような新しい書風に影響を与えている。
この作品では、伊秉綬自ら臨書の出所を明らかにするが、古人の書風は二次的になっていて、やはり自分の書風に作り上げている。第一幅の落款には「伊秉綬臨」とあり、「広陵太守之章」(白文印)と引首印「蒼鼠奮髯松腴」(朱文印)が押されている。第二幅には「臨顔平原帖 秉綬」とあり、「墨卿」(朱文印)「東閣梅花」(朱文印)が押されている。第三幅には「臨蘇才翁 秉綬」とあり、「伊秉綬印」(朱文印)「東閣梅花」(朱文印)が押されている。第四幅には「丙寅臘月 秉綬」とあり、「秉綬私印」(白文印)が押されている。丙寅は一八〇六年、伊秉綬五十三歳の作品である。出所:書の至宝-日本と中国2006
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