「前竹泰江展 ピカルディの3度」日本橋三越本店

三本足の偶像 高42 x 24 x 24 cm 枝にメタリック油彩、エポキシ樹脂、骨、貝殻、真鍮、銅、鉄ワイヤーガラス、ガラス

名称:「前竹泰江展 ピカルディの3度」日本橋三越本店
会期:2021年10月13日(水) ~ 2021年10月25日(月) 最終日午後5時終了
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術 コンテンポラリーギャラリー
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

表象の大気 I  高51 x 53.5 x 38 cm  骨、エポキシ樹脂、木、鉄
表象の大気 I 高51 x 53.5 x 38 cm 骨、エポキシ樹脂、木、鉄

「ピカルディの3度」
ニューヨークを拠点に活躍する現代アーティスト・彫刻家の前竹泰江の日本での初の個展である。本展では、第58回ヴェネチア・ビエンナーレに参加するなど、国際的に活躍する前竹の、これまで知られることのなかった作品世界を知ることができる。前竹は、日本とチェコ共和国でガラス工芸を学び、その後、ニューヨークに移り、彫刻を中心に制作してきた。様々な素材の組み合わせによる、折衷的で、バロック的な作品を、溶接、研磨、鋳造といった手法を駆使して作り、米国内外で発表してきた。作品世界は、直感的で、不規則的、劇的で、力強い。生命と死や精神と物質、無機物と有機物、動物と植物、闘争と融和、静と動などの対立概念が共存し、互いにぶつかり合いながら一つの世界を形成している。その両義性が特徴である。それらの表現の過剰さによってもたらされる生命感あふれる装飾性は、中でももっとも特筆すべき前竹の特徴である。
— 秋元雄史 

ファイバー・レリーフ上の酸化印 習作 #5     額外寸:横32.9×縦25.4×奥5.1 cm 手漉きの楮(こうぞ)繊維、鉄錆を染色
ファイバー・レリーフ上の酸化印 習作 #5 額外寸:横32.9×縦25.4×奥5.1 cm 手漉きの楮(こうぞ)繊維、鉄錆を染色

“…展覧会タイトルに音楽用語を選んだのは、作品を作るときにメロディーが浮かぶなどの情緒的な理由ではなく、音にもモノにも共通する現象学やその作用自体に興味があるからです。私は物質の自然な治癒力を推し量りつつ、その余韻を残しながら造形作品を完結に導くことを試みています。” — 前竹泰江
今回の個展では、和紙の制作技術と金属からの緑青(ろくしょう)を取り入れた作品を中心に、溶接されたパイプや接合部、プラスチック樹脂と動物の骨の結合体などさまざまなスケールの彫刻 約30点程を発表いたします。ぜひ会場にてご覧くださいませ。

前竹 泰江  Maetake Yasue
東京生まれ。日本とチェコ共和国でガラス工芸を学び、ニューヨークに移る。
2006 年コロンビア大学で美術修士号取得。米国内外にて作品を発表、様々なパブリック、プライベートコレクションに作品を収蔵。主な展示に第10 回 Sonsbeek(アーネム、オランダ)、 Fons Welters ギャラリー(アムステルダム、オランダ)、 Espacio 1414,The Berezdivin コレクション (サン・ホアン、プエルトリコ)、クイーンズ美術館, (クイーンズ、ニューヨーク)、Fredric Snitzer ギャラリー(マイアミ、フロリダ)、Microscope ギャラリーなどがある。文化庁新進芸術家海外派遣制度にてガーナのEl Anatsui スタジオでレジデンシーも行い、第58 回ヴェネチア・ビエンナーレ企画展にも参加。ArtAsia Pacific、Artforum、The New York Times などの主要メディアにも多数取り上げられ、近年では革新的な女性彫刻家20 人として世界最大のオンラインアートマーケットプレイスArtsyによる批評総括で紹介された。

<略歴>
1973 東京生まれ
◆学歴
2006 コロンビア大学, 芸術学部美術学科、修士課程修了、ニューヨーク
1998 プラハ応用美術大学、ガラス建築学科、研修生、チェコ共和国
    富山ガラス研究所、造形科、卒業
◆個展
2021 「Transmutation」、Microscope ギャラリー、ニューヨーク
    「ピカルディの3度」、三越コンテンポラリー・アート・ギャラリー、東京 
2018 「Inherent」、 mh PROJECT nyc、ニューヨーク
2017 「Reverse Subtterestrial」、 THE CHIMNEY ギャラリー、ニューヨーク
2009 「Sculpture Without a Skin」、 Fredric Snitzer ギャラリー、マイアミ
「Haisho no Tsuki」、 Fons Weltersギャラリー、アムステルダム、オランダ
2008 「Crossover: Yasue Maetake」、 Arnhem近代美術館、アルンヘム、オランダ
2007 「To see the Moon in Exile」、Harris-Lieberman ギャラリー、ニューヨーク
2005 「Cult of Science」、 国立ギャラリーSlováckého 美術館, Uherské Hradiště、チェコ共和国
2003 「Chaste Anonymity」、 国立ギャラリーMladých、アメリカ
◆グループ展
2001 「富山ガラス造形研究所創立30周年記念展―未来へのかたち」、富山市ガラス美術館、富山市 (10月)
   「Relishing the Raw: Contemporary Artists Collecting Outside Art」、American Folk Art博物館、ニューヨーク(11月)
   「Upstate Weekend」、NADA X Foreland企画、(Microscopeギャラリー発表)、Catskill、ニューヨーク州
   「Density Betray Us」、The Hole ギャラリー、Andrew Woolbright、Angela DufresneとMelissa Ragona企画、ニューヨーク 
   「The Location of Serenity」、D R O N E ギャラリー、Gryphon Rue 企画、ニューヨーク
   「FERMATA 3 /3, Vol. 8」、Miyako Yoshinaga ギャラリー、Marc Lepson 企画、ニューヨーク
2020 「Art Mutter」、Annesofie Sandal 企画、Triangle Residency、ニューヨーク
2019 「Speculative Geography」、Paula Burleigh 企画、Allegheny 大学付属ギャラリー、Meadville、ペンシルバニア、アメリカ
   「CHIMNEY X ULMER ARTS」、CHIMENYギャラリーとTungsten Partner共同企画、Willam Ulmer 旧ビール工場、ニューヨーク
  「She Persists」、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ同時開催企画展、Benzon宮殿、Heistギャラリー(ロンドン) 企画、ヴェネチア、イタリア
  「二人展 Amorphous Terrain」、Andrew Erdosと二人展、Greg Barton 企画、5-50 ギャラリニューヨーク
  「They Who Walk Behind the Rows」、FALSE FLAG Project、ニューヨーク、アメリカ
2018 「Endnote」、THE CHIMNEYギャラリー, ニューヨーク
    「二人展 Amorphous Terrain」、Andrew Erdosと二人展、 mhProjectNYC, ニューヨーク、アメリカ
2016 「二人展 Passing Index」、Hometown ギャラリー、Adam Yokel企画、ニューヨーク、アメリカ
  「In the Mix」、Hometown ギャラリー、ニューヨーク、アメリカ
2015 「Future Fossils」、Dutton ギャラリー、Tess TackaraとYulia Topchiy企画、ニューヨーク、アメリカ
  「Made in Ridgewood」、CoWorkers Project、ニューヨーク、アメリカ
  「Unspoken Dialogue」、Spring Break アートフェア2015、Yulia Topchiy企画、ニューヨーク、アメリカ
◆賞歴
2014  文化庁新進芸術家海外派遣(El Anatsui スタジオにて研修、ガーナ/ナイジェリア)、東京
2011  New York Foundation of the Arts フェローシップ、彫刻部門、ニューヨーク、アメリカ
    吉野石膏美術振興財団、海外研修派遣
2005  Joan Sovern アワード 彫刻優秀賞、ニューヨーク、アメリカ
2004  伊藤国際交流教育財団、日本人奨学生、東京

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