名称:「浮世絵にみる『忠臣蔵』」石川県立美術館
会期:2021年12月9日(木) ― 2022年1月23日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休日:12月29日(水)~1月3日(月)
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館
かつては年末になると、『忠臣蔵』の時代劇ドラマが放映されたものです。赤穂藩浅野内匠頭が江戸城松之廊下にて吉良上野介を切りつけるも失敗し、切腹・領地没収・絶家の沙汰となった第一夜。赤穂藩の47人の浪人が、吉良邸を襲撃し、主君の恥辱を注いだ第二夜と、二夜連続放送というのも定番でした。吉良邸を襲撃したのが12月14日から15日にかけての出来事だったので、年末の題材となったのです。
もともと江戸時代に『仮名手本忠臣蔵』という浄瑠璃として人気を集め、『菅原伝授手習鑑』『義経千本桜』と並ぶ三大名作のひとつとなりました。歌舞伎を題材にした浮世絵が多く摺られたように、この『仮名手本忠臣蔵』を題材にした浮世絵も少なくありません。本特集では、当館の浮世絵コレクションの中から、この『忠臣蔵』を題材にした浮世絵を、初公開も含め全21点紹介します。
全十一段からなる『仮名手本忠臣蔵』を、「鶴岡の饗応」から「合印の忍兜」まで、一段一枚ずつ描いたのが、葛飾北斎です。こちらを一挙初公開します。
舞台の場面の絵画化だけでなく、47人の浪人に扮した人気役者ひとりひとりを描いたシリーズもあります。歌川国貞⦅誠忠義士伝⦆で描かれるのは、大石内蔵之助に扮する三代目沢村宗十郎、堀部安兵衛は八代目市川団十郎です。
『忠臣蔵』が歌舞伎化されて間もない寛政から文化年間に京都で行われた舞台を主題とした《四代目市川団蔵の大星由良之助》も初公開となります。
関連行事として映画上映会と行います。詳細はイベントページをご覧ください。
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