「建築のヴィジュアリティ」CADAN有楽町

Motonori UWASU/上須元徳, Dome, 2010, 130x194cm, acrylic on canvas

名称:「建築のヴィジュアリティ」CADAN有楽町
展覧期間:2022.03.15(火)~2022.04.03(日)
開館時間:11:00 〜 19:00
休館日:月曜(月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、土曜日・日曜日・祝日は17:00まで)
入場料:無料
会場:CADAN有楽町
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
TEL:070-6464-1438
URL:CADAN有楽町

Kenji SHIMADA / 嶋田ケンジ “TS細胞の再構築” H37 x W22 x D21 cm 陶,炭化焼成
Kenji SHIMADA / 嶋田ケンジ “TS細胞の再構築” H37 x W22 x D21 cm 陶,炭化焼成

いわゆる建築家が、実際の地球上のある場所に建てる(建てた)構造物を、仮に「実存建築」と名付けるとしよう。
その一方で、ならば美術家を魅了し彼らが想像し描き出す構造物は「仮想建築」となるのかもしれない。
その間にあるのが写真家によって実際の建造物から切り取られた(トリミングされた)表象で、それらは「写真建築」と呼べるのかもしれない。
あらかじめ断っておくが、「実存建築」「仮想建築」「写真建築」は筆者の造語であり、
「実存建築」は実在する建築を意味しないし、「仮想建築」とは言っても空間を持たないわけではない。
そして当然ながら「写真建築」は「建築写真」とは全く違う概念である。
住めない建築、不条理な仮想空間などをキーワードに、
ル・コルビュジエの建築を多く撮り、独自のトリミングを施し発表し続けたルシアン・エルヴェ、
実在のドーム建築を抽象化し、銀塩写真の独特の階調を絵画に持ち込む上須元徳、
建造物の重厚で荒々しいテクスチャーと複雑な構造を陶で表現する嶋田ケンジ、
自作のミニチュアを写真に撮り、虚実が交錯する空間を表現する寺田真由美、
「飛ぶ家」をテーマに3Dと2Dの間を行き来するmixed mediaの鷲津民子、
以上の5作家の秀作、逸品を紹介いたします。
どうかこの機に、5作家による建築的異空間をお楽しみください。
アーティスト
ルシアン・エルヴェ、上須元徳、嶋田ケンジ、寺田真由美、鷲津民子

Motonori UWASU/上須元徳, Dome, 2010, 130x194cm, acrylic on canvas
Motonori UWASU/上須元徳, Dome, 2010, 130x194cm, acrylic on canvas
Lucien Hervé / ルシアン・エルヴェ Chandigarh (Inde) La Haute-Cour #2 51x41cm photography
Lucien Hervé / ルシアン・エルヴェ Chandigarh (Inde) La Haute-Cour #2 51x41cm photography
鷲津民子 “Washizu Drawing no.12” 36x41x12cm, mixed media
鷲津民子 “Washizu Drawing no.12” 36x41x12cm, mixed media
Mayumi TERADA/寺田真由美, “kitchen 011201″24 x 20 inch photography
Mayumi TERADA/寺田真由美, “kitchen 011201″24 x 20 inch photography

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