大山エンリコイサム 「Book Covers, Bookends」NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)

Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #593, 2023, Artwork (C)︎Enrico Isamu Oyama/EIOS]

名称:大山エンリコイサム 「Book Covers, Bookends」NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)
会期:2024年1月25日(木)〜2024年2月25日(日)
会場:NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)
開館時間:12:00 〜 20:00
   2月7日・17日は19:00まで
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:無料
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL:03-3446-4977
URL:ナディッフ アパート

大山エンリコイサムは、ストリートアートの一領域であるエアロゾル・ライティング(※)のヴィジュアルを再解釈した表現により、注目を集めるアーティストです。1970年代のニューヨークで始まったライティング文化に影響され、その特有の線の動きを抽出し、再構成することで生み出された独自のモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」(QTS)を国内外で発表。作品制作と並行して、これまでに『ストリートアートの素顔』(青土社、2020年)など複数の著作を刊行し、現代美術とストリートアートを行き来する研究や批評にも取り組んでいます。近年では、MEET YOUR ART FAIR 2023「RE:FACTORY」のメインアーティスト/アーティスティック・ディレクターを務め、現代美術の領域を中心に活動の幅を広げています。
2022年の「Paint Blister」展に続き、NADiff a/p/a/r/t での2度目の個展となる本展では、書店/アートギャラリーとして2023年9月にリニューアルした当店の特徴に着目し、さまざまな技法を用いて書物にまつわる事物の翻訳を試みた作品群を発表します。 現在、目まぐるしく変化する「アート」や「出版」をめぐる国内の社会構造において、大山は、過渡期ともいえるその状況を「作品」や「書物」といったメディアの存在の揺らぎと捉え、それらを取り巻く環境を見つめ、造形的思考による再解釈を加えます。これまで二次元の視覚表現として多様なジャンルを越境してきた「クイックターン・ストラクチャー」(QTS)を、本展では自律するブックエンドとして三次元化し、書物とのあいだに生じる相互作用によって周囲の空間を変容します。 また、かつて画集や図鑑といった大型の書物を保護する役割を与えられたブックケースをはじめ、ブックカバーやブックページといった書物を構成する平面のオブジェクトにQTSを施すことによって、大山は、それらに美術表現としての新たな「生(life)」をもたらします。QTSの多面的な可能性がさらなる次元へと展開する、大山エンリコイサムの最新の作品世界にぜひご期待ください。
※NYのストリート文化から発展した、自分の名前をアートとして描画する表現文化

Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #593, 2023, Artwork (C)︎Enrico Isamu Oyama/EIOS]
Enrico Isamu Oyama, FFIGURATI #593, 2023, Artwork (C)︎Enrico Isamu Oyama/EIOS]

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