「仁科三湖の成り立ち」大町山岳博物館

「仁科三湖の成り立ち」大町山岳博物館

名称:「仁科三湖の成り立ち」大町山岳博物館
会期:令和4年 7月23日(土) ~ 10月16日(日)
開館時間:午前9時 ~ 午後5時 ※ 入館は午後4時30分まで
休館日:期中、7・8月は無休。9・10月は月曜日と祝日の翌日は休館
会場:市立大町山岳博物館 特別展示室
観覧料:大人450円 高校生350円 小・中学生200 円
   ※常設展示と共通、30 名様以上の団体は各 50 円割引
   ※そのほかの各種割引については窓口でお問い合わせください
主催:市立大町山岳博物館
協力:信州大学理学部
住所:〒398-0002長野県大町市大町8056-1
TEL:0261-22-0211
URL:大町山岳博物館

1. 安山岩質凝灰岩 2. 安山岩質凝灰岩の顕微鏡写真 3. 青木花崗岩 4. 青木花崗岩の顕微鏡写真 5. 木崎流紋岩 6. 木崎流紋岩の顕微鏡写真
1. 安山岩質凝灰岩 2. 安山岩質凝灰岩の顕微鏡写真 3. 青木花崗岩 4. 青木花崗岩の顕微鏡写真 5. 木崎流紋岩 6. 木崎流紋岩の顕微鏡写真

仁科三湖の成因については従来、複数の異なる考えが提案されてきました。古くから、糸魚川-静岡構造線による「断層湖」であるとの説が知られていましたが、実証的な研究がされたことはありません。また、仁科三湖のうち、青木湖と佐野坂丘陵については過去の研究がありますが、中綱湖と木崎湖の成因はこれまで研究されたことがありません。
佐野坂丘陵の成因については、昭和初期に氷河説や火山噴火説が提案されました。その後、昭和60年以降に信州大学の研究者により、約3万年前に西側山地で発生した巨大崩壊(佐野坂崩壊)により旧姫川が堰き止められて、青木湖形成されたことが明らかになりました。しかし、佐野坂崩壊がどこで発生し、どのように谷を堰き止めたのかは不明でした。
今回、企画展のために延べ50日間の詳細な現地調査を行い、33年ぶりに新たな地質図を作成しました。これにもとづいて、仁科三湖と佐野坂丘陵の形成史を考察しました。本企画展では、従来研究されてこなかった諸課題を解決するための新たな説を、野外現象にもとづいて分かりやすく提示します。

「仁科三湖の成り立ち」大町山岳博物館
「仁科三湖の成り立ち」大町山岳博物館
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