エリサ・インスア 「sugar coated lies/甘い嘘」京都芸術センター

エリサ・インスア 「sugar coated lies/甘い嘘」京都芸術センター

名称:エリサ・インスア 「sugar coated lies/甘い嘘」京都芸術センター
会期:2022年8月26日(金)~2022年9月11日(日)
開館時間:10:00 〜 20:00
休廊日:9月1日
入場料:無料
会場:京都芸術センター ギャラリー南
住所:〒604-8156京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL:075-213-1000
URL:京都芸術センター

京都芸術センターは、ギャラリーでの作品展示とデジタル・テクノロジーの開発を通してアーティストのサポートを行うstrataと協働し、アルゼンチンのアーティスト、エリサ・インスア(Elisa Insua、1990年~)の日本初個展『Sugar Coated Lies/甘い嘘』を開催します。
エリサはこれまで、自身が学んだ経済学の知見のほか、人の過剰な消費、貪欲さなどをテーマに、廃材を寄せ集めたアッサンブラージュや彫刻やインスタレーションを制作してきました。本展でエリサは、これまでのアーティストとしての関心を引継ぎつつ、strataのサポートによって新作を制作し、展覧します。
インドのムンバイにある世界で最も高級な私邸アンティリア・ハウス、ドバイにある世界一の高さを誇る高層ビルであるバージュ・カリファ、そしてニューヨークのトランプタワー。エリサが新作のモティーフとするこれらの建物は、世界有数の富の象徴として人々の羨望を集めると同時に、富の不均衡や歪な欲望、過剰な貪欲さを感じさせるという両義性を備えています。エリサはそうした富をめぐる両義性を表すべく、消費期限切れの砂糖菓子によってそれらの建物を象ったうえで、strataの技術を活用しデジタル彫刻を作ります。
砂糖で固められた甘い嘘。エリサがstrataと共に作り出す虚像としての彫刻は、今日の社会を動かす私たちの欲望のあり方を浮き彫りにするでしょう。

エリサ・インスア
1990年アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。ビジュアル・アーティスト。廃材を用いて大型のアッサンブラージュ、彫刻、インスタレーションを手掛ける。経済学とビジネスを学んだ経験を、アーティスト活動と掛け合わせることで、大量消費主義、資本主義、人の欲求などをテーマとする作品を制作。これまで南米やヨーロッパで数多くの個展やグループ展に参加。
https://www.elisainsua.com/
strata
strataは、先駆的なアーティストをサポートするクリエイティブ組織です。GalleryとCreative Technology Studioを通じ、新しいテクノロジーを使ってアーティスト活動の幅を広げるサポートを行っています。専門家チームがアーティストと協働し、フィジカルとデジタルの橋渡しを行い、世界中のオーディエンスのためにまたとない経験を作り上げています。アーティスト、オーディエンス、コレクター、コミュニティー間のサポート役も務めています。
https://www.strata.gallery/

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