「第14回 紙のアートフェスティバル2022 レイラ展」ふじ・紙のアートミュージアム

「第14回 紙のアートフェスティバル2022 レイラ展」ふじ・紙のアートミュージアム

名称:「第14回 紙のアートフェスティバル2022 レイラ展」ふじ・紙のアートミュージアム
会期:2022年11月16日(水) 〜 2022年12月11日(日)
開館時間:10:00~18:00
料金:無料
住所:〒416-0953 静岡県富士市蓼原町1750番地 富士市文化会館ロゼシアター1階
TEL:0545-32-6581
URL:ふじ・紙のアートミュージアム

「第14回 紙のアートフェスティバル2022 レイラ展」ふじ・紙のアートミュージアム
「第14回 紙のアートフェスティバル2022 レイラ展」ふじ・紙のアートミュージアム

支持体となる紙自体を楮の素材を用い自ら漉き、乾いた紙同士を再度濡らせば繊維同士が絡み合い増殖できるという特性から、その上にどこまでも広がっていく地面を描いていく。
創作のはじまりは地面に座り写す(写生)という行為から始まる。
雨や風が吹き描いていた様相が刻々と移ろい変わっていく景色を一つの画面にしていくという作業は、そこに葛藤や混乱が生じ、複雑なレイヤーになり、私の内省的なものが表出される。自然の中に身を置き身体感覚を通して映すという行為は、私の日常の実感が炙り出される感覚がある。
土や朽ちた葉や石などが混在したぐちゃぐちゃと、そこに日の光があたり影を生みキラキラとしたコントラストが同在している媒体に私の矛盾が映し出され、立ち現れてくる奥行きと広がりにリアリティを感じる。
紙の特性である、どこまでも繫げられ、ぐちゃぐちゃにでき、光を透かすという要素を用いその内省的な景色を具現化したい。紙の裏から描き表から透かすという作業工程を踏み、表からまたレイヤーを重ねるように何層にも描いていく。そのレイヤーを別々の紙に分け、重なり合い、空間を埋める。
ぐちゃぐちゃでキラキラな私の足元にある地面という対象が、日常のリアリティと紙という素材の特性をともない、こちら側と向こう側を繋ぐ奥行きになる様に。 ー レイラ
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■略歴
2012年 京都市立芸術大学美術学部美術研究科修士課程 修了
     第30回上野の森美術館大賞展 入選/上野の森美術館(東京)
     第38回春季創画展 入選/京都市美術館(京都)
     第39回創画展 入選/京都市美術館(京都)
     京都銀行美術支援制度選抜作家
2013年 札幌JRタワーアートプラネッツグランプリ優秀賞/JRタワープラニスホール(札幌)
2014年 三菱商事アートゲートプログラム入選
2021年 個展「地面」/夷川サローネ(京都)

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