「三沢厚彦 Chill Out」西村画廊

Painting 2022-37 2022 acrylic on canvas 60.7 x 72.9 cm

名称:「三沢厚彦 Chill Out」西村画廊
会期:2022年11月8日〜2022年12月10日
会場:西村画廊
入場料:無料
開館時間:10:30 – 18:30
休館日:日曜、月曜、祝日(ただし11月21日は開廊)
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋2-10-8 日本橋日光ビル9F
TEL:03-5203-2800
URL:西村画廊

Painting 2022-36
2022 acrylic on panel  90.7 x 68.8 cm
Painting 2022-36 2022 acrylic on panel 90.7 x 68.8 cm

西村画廊では、2022年11月8日(火)から12月10日(土)まで、三沢厚彦の最新のペインティングとセラミックによる展覧会“Chill Out”を開催いたします。当画廊では2016年以来6年振りの個展となります。

「長くつづくコロナ禍を経て、ようやくそこからの脱却が始まっている。この一年半の間は展覧会も再開し、慌ただしく過ごした。そんな中、様々な変化があったようだ。今は非常にリラックスした状態だ。
普段目にしていた事や感じていた事物に対しての感覚が増幅したのかもしれない。
光や色の存在や外世界の存在をアトリエに持ち込みたいと切に思った。そして、可視化できない光や色をどのように存在させるか。
静かに神経が覚醒する感覚を度々自覚する事が出来た。
空の青や木々の緑、草花の色は光の存在と密接に関係しているのであろう。
静かに覚醒している。
光の粒がドットのように見える。
三沢厚彦」

コロナ禍の不可測で抑制された生活の反動から、見慣れた外界の隅々に感応し知覚が拡張するような体感を覚えた三沢は、今の心境を言葉で表すなら、まさに“Chill Out”(=冷静になる、落ち着く)であるといいます。平静なまま感覚が冴え渡るようなその意識は三沢が制作する作品、特に絵画作品にも顕著に反映され、たとえば色鮮やかに戯れる暖かな光、降るような星を湛えて広がる澄んだ空、伸び伸びと起伏する山々、草むらや山上で覚醒しながらリラックスするクマの姿として現れました。そこには従来の三沢の絵画にはほとんど見られなかった物語性が豊かに湧出しており、森のざわめきや風の音さえ聴こえてきそうなほどに自然の気配が立ち込めています。
なお、外出制限が続く中、三沢はアンビエント・ミュージック(=環境音楽)をそれまで以上に聴き込むようになりましたが、その中でもよく聴いていたのが1990 年の発売当時に愛聴していたThe KLF のアルバム“Chill Out” で、アメリカ南部の神話的な夜の旅を表現したその音楽は三沢の外の世界への渇望をしばしば潤してくれました。
1961 年京都府に生まれた三沢は、1989 年に東京藝術大学大学院修了後、2000 年に木彫彩色による動物彫刻“ANIMALS”シリーズを制作開始、同年に開催した西村画廊での初個展で発表しました。同展は大きな反響を呼び、翌年三沢は第20回平櫛田中賞を受賞します。また、2007-08 年に平塚市美術館など5 館で巡回展を開催したのを契機に、これまで30以上の美術館で個展を催しており、旺盛な活躍を継続しています。2019 年には中原悌二郎賞を受賞しました。
三沢は、巨大なゾウやキリンから小さなヤモリやネズミ、ユニコーンやキメラのような架空の存在まで、多種多様な動物を等身大の姿で樟から彫出します。それら“ANIMALS” は、謎めいた表情を持ち、凛然とした清々しい雰囲気を宿しており、作家の行為性が裸出した表面の鑿痕も相まって、思わず触れたくなるような親密さ、量感あふれる独自の存在感を放っています。また、我々の内側に在る「動物」という概念をそのまま抽出したかのようにシンボリックな造形は、それゆえ多様な解釈を許し、底知れない不可解さと強い魅力を発して、観者に一過性で終わらない深い余韻をもたらします。
本展では、三沢の新作のペインティング約20 点とセラミック約10 点を披露します。パンデミックにおける三沢の様々な経験が純化された、直感的で溌剌とした触感性をまとう最新作に、どうぞご期待ください。
(公式ウェブサイトより)

Painting 2022-37
2022 acrylic on canvas 60.7 x 72.9 cm
Painting 2022-37 2022 acrylic on canvas 60.7 x 72.9 cm

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