田中秀介「烏合のふるまい」LEESAYA

田中秀介 時にあちこちに時 Time in time、2023年、キャンバスに油彩、H162 x W194 cm

名称:田中秀介「烏合のふるまい」LEESAYA
会期:2023年3月25日(土)~2023年4月23日(日)
開館時間:12:00 〜 19:00
   日曜日は17:00まで
休館日:月曜日、火曜日、祝日
入場料:無料
会場:LEESAYA
住所:〒153-0064 東京都目黒区下目黒3-14-2
TEL:03-6881-4389
URL:LEESAYA

この度、LEESAYAにて2023年3月25日(土)より開催いたします、田中秀介の個展烏合のふるまいをご案内いたします。
田中秀介(たなか・しゅうすけ)は1986年和歌山県に生まれ、2009年に大阪芸術大学美術学科を卒業。現在は大阪を拠点に意欲的に制作活動を続けています。
昨年末、大阪市立自然史博物館にて、田中秀介展:絵をくぐる大阪市立自然史博物館を開催し博物館という特殊な場所性を活かした展示で大変注目を集めました。また、今春にはVOCA展2023に出展するなど、活躍の勢いの増すアーティストです。
田中の描く画面は一見何の変哲もない日常の風景です。どちらかといえば「絵にならない」「普通」の光景やモチーフが多く、そこにドラマティックな展開や光の演出はありません。人々にとって目にも留めないただの日常を描くことは、田中にとって世界を知るための手がかりを手繰り寄せるような行為です。その時感じた違和感がなんであったのか知るために、同じ場所に足繁く通い、撮影した写真を穴があくほど見続けます。そうして描かれた画面は田中秀介という人間の情動や視点、曲解さえも反映されるため、時に異様さを放ち、時にくすっと可笑しみを憶える「絵」になるのです。
絵画の長い歴史において、人々の日常生活の情景を描いた風俗画。そこには、身分や職業を異にする様々な人々の日常が、世界中で描写され続けて来ました。インフラが整った現代において、それでもなお画家が描かずにいられないのは、目の前にあるこの取るに足らない日常がどんなに儚く脆いものかを、痛いほどに感じているからかも知れません。
田中の描く作品を通し、鑑賞者は現代の空気を自覚し、作品は時代を記録する重要な役割を担うことになるでしょう。展覧会初日は作家も在廊予定です。

田中秀介 時にあちこちに時 Time in time、2023年、キャンバスに油彩、H162 x W194 cm
田中秀介 時にあちこちに時 Time in time、2023年、キャンバスに油彩、H162 x W194 cm

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