大河原愛 「静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたか」新宿高島屋

「Recalling Places 51」74.4 x 52.6 cm紙にパステル・ミクストメディア

名称:大河原愛 「静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたか」新宿高島屋
会期:2023年5月10日(水)~2023年5月22日(月)
開館時間:10:00 〜 19:30 最終日は16:00まで
入場料:無料
会場:新宿髙島屋 10階 美術画廊
住所:〒151-8580東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
TEL: 03-5361-1111
URL: 新宿高島屋

「ただひとつのままで」72.7×53 cm 綿布に油彩・エンコ―スティック
「ただひとつのままで」72.7×53 cm 綿布に油彩・エンコ―スティック

このたび髙島屋では、大河原愛展を開催いたします。
NY滞在中にコンテンポラリーアートや、フランシス・ベーコン、エゴンシーレに代表される近代絵画の影響を受け、不完全と不均衡の往来を孕む美しい人体の表現で今日まで国内外から高い評価を得ている大河原愛。皮膚の下から浮かび上がる骨格や虚ろな視線、繊細でありながら大胆なタッチで綴り、感情の一つ一つを裏付けるかのような色彩の一線。そのどれもが、この世界の現実の中で、言葉になることのできないまるでピースのカケラのような情感を慈しみ、昇華された一筆と一滴により、我々の眼前にうつしだしていきます。
新宿髙島屋にて6回目となる今展では、エンコースティック技法で織りなす抽象表現と具象表現を組み合わせた油彩、独自の技法の支持体(紙)にパステル・木炭で描いていくミクストメディア絵画などによる30余点を展観いたします。
「静かさの内に留まる羊」とは、時に、このような世界の現実に打ちひしがれ、震える我々全てであり、「温もり」とは、慈悲を纏った希望の光でもあります。絵画を通し、性別や人種、宗教をも超え、すべての生きとし生ける生命に一遍の光の如く描かれた今展における一筆の軌跡を、この機会にぜひご高覧賜りますようご案内申しあげます。

「遠い静寂を受け入れることから 1 」53×41cm キャンバスに油彩・エンコースティック
「遠い静寂を受け入れることから 1 」53×41cm キャンバスに油彩・エンコースティック
「Recalling Places 51」74.4 x 52.6 cm紙にパステル・ミクストメディア
「Recalling Places 51」74.4 x 52.6 cm紙にパステル・ミクストメディア

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