梅津庸一 「プレス機の前で会いましょう 版画物語 作家と工人のランデヴー」ナディッフ アパート

梅津庸一 「プレス機の前で会いましょう 版画物語 作家と工人のランデヴー」ナディッフ アパート

名称:梅津庸一 「プレス機の前で会いましょう 版画物語 作家と工人のランデヴー」ナディッフ アパート
会期:2023年5月19日(金)~2023年6月11日(日)
開館時間:13:00 〜 19:00
休館日:月曜日、火曜日、水曜日
入場料:無料
会場:NADiff a/p/a/r/t(ナディッフ アパート)
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL:03-3446-4977
URL:ナディッフ アパート

この度NADiff a/p/a/r/tでは、梅津庸一の個展「プレス機の前で会いましょう 版画物語 作家と工人のランデヴー」を開催いたします。
梅津庸一は「美術とはなにか。」という根本的な問いに様々な角度からアプローチしてきた美術家です。もともとは日本の近代美術絵画の生起する地点に関心を抱いたのが始まりでした。その問題意識のもと、受験絵画などの日本の美術教育や制度に切り込んだ視点で制作や活動を行ってきました。多くの画家を指導したフランス人画家、ラファエル・コランの代表作《花月(フロレアル)》(1886年)や、コランに学んだ黒田清輝の《智・感・情》(1899年)を点描画のような筆致で⾃らの裸像に置き換えた自画像を発表し注目を集めました。また細密なドローイングや映像作品など、絵画にとどまらない領域でも作品を展開。2014年からは美術共同体/私塾「パープルーム」を創設し、美術教育やインフラについて問い直してきました。2021年からは信楽の製陶所で作陶を始め、ものをつくることの本質を身をもって考察し、ものづくりを支える人々や下部構造にも独自の視点で光を当ててきました。「美術」「つくること」に純粋に、そして鋭いまなざしで向き合い続け、様々な人を巻きこみ波紋を広げる梅津の活動は、今日のアートシーンでも特異であると言えるでしょう。
本展では、今年4月に開催された個展「遅すぎた青春、版画物語(転写、自己模倣、変奏曲)」(銀座蔦屋書店、2023年)に続き、版画作品を中心に発表いたします。多様な版画技法を梅津ならではの方法論で練り上げ圧巻の作品点数で構成された前回展ですが、本展では短期間のうちにさらに追求された新作の版画によって「ライフスタイル」に及ぼす影響を考えます。また版画制作の要でもある工房の職人の仕事と、版画と向き合い出会った版画家たちの現在を紹介する「みんなの版画掲示板」も同時開催。

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