「書業55周年 三宅相舟の今」セイコーハウス銀座ホール

船出 49×62cm

名称:「書業55周年 三宅相舟の今」セイコーハウス銀座ホール
会期:2023年7月20日(木) 〜 2023年7月30日(日)
会場:セイコーハウス銀座 6階
開館時間:11:00〜19:00(最終日は17:00)
観覧料金:無料
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

潮待ちの港
34×49cm(額装 画面サイズ)
潮待ちの港 34×49cm(額装 画面サイズ)

このたび書家 三宅相舟氏による和光では初めての個展を開催いたします。
学生時代に岡田芦舟、桑田笹舟という高徳なるよき師との出会いがあって書の道に導かれたという三宅氏。
本年は、氏が書壇デビューを果たして55年の節目の年となります。
「かな書において筆の線は、線が締まっている硬質で知性的な線とふっくらとした情趣的な線があります。私は、後者のやわらかな、和様の線ともいうべき、古きよき平安の時代の名筆の中に息づく品格に強く心惹かれます」と熱く語ります。
そのお言葉通り、その作品は、古典に学び、そこから得た揺るぎない美意識に基づく、流麗かつ力強い線質が魅力です。
今展では万葉集を題材の中心とした額装、軸装、屏風、合わせて50余点の展観となります。
『書』の道は浅きに似て深く、易きに似て難し。
55年の歳月をかな書一筋に捧げた三宅氏による、いにしえの時に想いを馳せるかのような、美しく格調高い世界をご高覧ください。
◎書家の希望により、お祝いのお花その他お心遣いはご遠慮申し上げます。

大和三山をうたう
36.5×73cm(軸装 画面サイズ)
大和三山をうたう 36.5×73cm(軸装 画面サイズ)
妻よ!寒くはないか
50×36cm(額装 画面サイズ)
妻よ!寒くはないか 50×36cm(額装 画面サイズ)

三宅相舟 略歴
1945年広島県に生まれる
1963年桑田笹舟に師事
1968年大東文化大学中国文学科卒業 桑田三舟に師事 第十一回日展初入選
1978年相峻会設立
1983年第三十七回日本書芸院展 日本書芸院大賞
1988年読売書法会理事および審査員就任
1989年日展会友となる
1995年第四十九回日本書芸院展 史邑賞
1996年東洋大学文学部教授着任
1998年第五十回毎日書道展に参加する
2006年~12年「ふみの日記念切手(小倉百人一首)」監修および揮毫(2011年を除く)
2010年第二十三回毎日書道顕彰(芸術部門)受賞
現在 東洋大学名誉教授/大東文化大学書道研究所兼任研究員
  (一財)毎日書道会監事/毎日書道展かな部審査会員
  (一社)日本書道院副会長
  かな書道作家協会副理事長/相峻会主宰
収蔵
「古都の美追想」(小倉百人一首貼付六曲屏風一双)(現・嵯峨嵐山文華館)
「優艶」(小倉百人一首女性歌人歌二十一首貼付利休屏風一双)(全日本かるた協会)
小倉百人一首歌碑三基揮毫(小倉百人一首文芸苑)
著書
1995年 『関戸本古今和歌集の研究』(古城園)
1997年 非競書月刊誌『相峻』刊行(2012年3月までの16年間)
1999年 『入門書道 基礎から応用まで』(雄山閣出版)
2011年 『書 その一筋の道を求めて』(芸術新聞社)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る