「Japanese Contemporary Art from the 20th to 21st Century / 日本現代美術の足跡と未来」ICHION CONTEMPORARY

アジアでも類を見ない現代美術の発展は日本という地で、戦後から独特な形で進化を遂げ、現在まで脈々と繋がれてきました。 ICHION CONTEMPORARYでは、初のコレクション展としてその莫大で稀有な芸術文化資産の一部を皆さまと共に享受し、日本現代美術の軌跡を辿ります。吉原治良や元永定正など、戦後の日本でユニーク且つオリジナルの現代美術の表現を模索し続けた具体美術や、「物質」への関わり方とその精神性を表現した現代美術ムーブメント、モノ派をリードした関根伸夫。日本の抽象画のパイオニア的存在として、対象の形を抽象的に線でとらえ、色面と線による画面構成で独特の詩情ある画風を確立した津高和一。戦後まもなく世界的に高い評価を得た日本の現代書家井上有一は、東洋の精神を表す「書」と西洋の斬新な表現方法である「アクションペインティング」とを融合させ、紙と墨からなる「書」を現代芸術の文脈の中で、個人の表現物として昇華させました。火薬を用いた表現方法で自分独自の芸術的特性を見出し、日本での活動時に国際的な注目を集めた蔡國強。大阪出身で、独学でユニークな建築スタイルを確立し、日本を代表して世界で評価され続ける建築家、安藤忠雄。アンフォルメル運動を日本にもたらし、70年代以降には日本文化の要素を作品に取り入れ、自らの芸術を晩年まで追い求めて作風を模索した今井俊満。飛行機や椅子などの人工物を通して、人間という生命体そのものの存在と世界との関係性を問う持田総章。そして、その他20世紀と21世紀で日本を代表する作家である藤田嗣治、草間彌生、奈良美智、名和晃平などの作家たち。戦後の日本現代美術の勃興から日本現代美術界をリードした巨匠たちの表現、そして我々が生きる21世紀に注目を集める若手作家に至るまで、彼らがどのようにして日本の芸術運動と向き合い、世界との差別化を行ったのか、そして自分達の作品と格闘する中で、『世界との関係性』を模索し創り上げてきたのか、戦後の日本現代美術の足跡を追っていく中で、その変遷を観察、研究し、未来への行方を眺める展覧会です。 アーティスト名 : 安藤忠雄、井上有一、今井俊満、草間彌生、蔡国強、関根伸夫、津高和一、戸泉恵徳、奈良美智、名和晃平、 藤田嗣治、持田総章、元永定正、守谷史男、吉原治良(五十音順)

名称:「Japanese Contemporary Art from the 20th to 21st Century / 日本現代美術の足跡と未来」ICHION CONTEMPORARY
会期:2023年7月25日(火)~2023年9月15日(金)
開館時間:10:00 〜 17:00
   12:00〜13:00は休廊
休館日:土曜日、日曜日、祝日
   8月11日〜20日は休廊
入場料:無料
会場:ICHION CONTEMPORARY
住所:〒530-0055 大阪府大阪市北区野崎町9-10 B2F
電話:06-6949-8470
URL:ICHION CONTEMPORARY

アジアでも類を見ない現代美術の発展は日本という地で、戦後から独特な形で進化を遂げ、現在まで脈々と繋がれてきました。
ICHION CONTEMPORARYでは、初のコレクション展としてその莫大で稀有な芸術文化資産の一部を皆さまと共に享受し、日本現代美術の軌跡を辿ります。吉原治良や元永定正など、戦後の日本でユニーク且つオリジナルの現代美術の表現を模索し続けた具体美術や、「物質」への関わり方とその精神性を表現した現代美術ムーブメント、モノ派をリードした関根伸夫。日本の抽象画のパイオニア的存在として、対象の形を抽象的に線でとらえ、色面と線による画面構成で独特の詩情ある画風を確立した津高和一。戦後まもなく世界的に高い評価を得た日本の現代書家井上有一は、東洋の精神を表す「書」と西洋の斬新な表現方法である「アクションペインティング」とを融合させ、紙と墨からなる「書」を現代芸術の文脈の中で、個人の表現物として昇華させました。火薬を用いた表現方法で自分独自の芸術的特性を見出し、日本での活動時に国際的な注目を集めた蔡國強。大阪出身で、独学でユニークな建築スタイルを確立し、日本を代表して世界で評価され続ける建築家、安藤忠雄。アンフォルメル運動を日本にもたらし、70年代以降には日本文化の要素を作品に取り入れ、自らの芸術を晩年まで追い求めて作風を模索した今井俊満。飛行機や椅子などの人工物を通して、人間という生命体そのものの存在と世界との関係性を問う持田総章。そして、その他20世紀と21世紀で日本を代表する作家である藤田嗣治、草間彌生、奈良美智、名和晃平などの作家たち。戦後の日本現代美術の勃興から日本現代美術界をリードした巨匠たちの表現、そして我々が生きる21世紀に注目を集める若手作家に至るまで、彼らがどのようにして日本の芸術運動と向き合い、世界との差別化を行ったのか、そして自分達の作品と格闘する中で、『世界との関係性』を模索し創り上げてきたのか、戦後の日本現代美術の足跡を追っていく中で、その変遷を観察、研究し、未来への行方を眺める展覧会です。
アーティスト名 :
安藤忠雄、井上有一、今井俊満、草間彌生、蔡国強、関根伸夫、津高和一、戸泉恵徳、奈良美智、名和晃平、
藤田嗣治、持田総章、元永定正、守谷史男、吉原治良(五十音順)

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