「清方×文学ー紅葉への憧憬、鏡花との友情ー」鎌倉市鏑木清方記念美術館

「清方×文学ー紅葉への憧憬、鏡花との友情ー」鎌倉市鏑木清方記念美術館

名称:「清方×文学ー紅葉への憧憬、鏡花との友情ー」鎌倉市鏑木清方記念美術館
会場:2023年9月14日(木)~2023年10月18日(水)
会場:鎌倉市鏑木清方記念美術館
時間:9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館
観覧料:一般 450円
   小・中学生 220円
住所:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
TEL:0467-23-6405
URL:鎌倉市鏑木清方記念美術館

今年は、泉鏡花生誕150年、そして鏡花の師・尾崎紅葉の没後120年にあたります。
挿絵画家を目指していた若かりし日の鏑木清方が、世に出るきっかけとなったのは、劇評家や小説家たちとの出会いでした。特に文豪・尾崎紅葉の門弟・山岸荷葉との出会いにより、彼の小説に挿絵を寄せることとなり、紅葉の知遇を得るようにもなります。後に紅葉の代表作「続編 金色夜叉」の挿絵を手がけるなど、挿絵画家として注目されるようになりました。
また、二十三歳のときに、かねてより憧れていた泉鏡花と知り合い、以降鏡花の小説に数々の挿絵を寄せました。小説家と挿絵画家の名コンビぶりは、「鏡花作、清方ゑがく」と讃えられ、現代でも美麗な鏡花本が高く評価されています。
文学者たちとの出会いは、挿絵画家としての活動を豊かなものにしただけでなく、文学性豊かな清方芸術を生み出す原点ともなりました。晩年まで紅葉を敬愛し、鏡花文学を愛した清方は、紡がれた物語に取材した日本画作品を数多く描きました。
本展では、初期の代表作《一葉女史の墓》や鏡花の小説世界を描いた作品など、尾崎紅葉と泉鏡花を中心とした明治の文学者たちと清方との関わりとともに、清方が描いた美麗な挿絵や日本画作品を紹介します。

《一葉女史の墓》 明治35年(1902) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵
《一葉女史の墓》 明治35年(1902) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵

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