「あみきをほどく家庭用編み機の展覧会」世田谷文化生活情報センター 生活工房会期:2023年10月31日(火)〜2024年1月21日(日)

「あみきをほどく家庭用編み機の展覧会」世田谷文化生活情報センター 生活工房

名称:「あみきをほどく家庭用編み機の展覧会」世田谷文化生活情報センター 生活工房
会期:2023年10月31日(火)〜2024年1月21日(日)
開館時間:9:00~21:00
料金:入場無料
休館日:祝日をのぞく月曜休み ※11月5日(日)は設備点検、12月29日(金)~1月3日(水)は年末年始のため休室
会場:世田谷文化生活情報センター 生活工房
住所:〒154-0004東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー内
TEL:03-5432-1543
URL:世田谷文化生活情報センター 生活工房

〽母さんは 夜なべをして 手袋編んでくれた
──『かあさんの歌』(作詞・作曲:窪田聡)。1956年7月10日発行の『うたごえ新聞』で発表
完成までに多くの時間がかかる手編みは、手芸のなかでもとくに人の想いがこもるモノとして語られてきました。母親が夜なべした手袋は、その典型です。これに対して、戦後に普及した「家庭用編み機」(家庭機)は、誰でも早く簡単に、きれいに編めることが目指されたプロダクトです。
家庭機は、1950年代後半から60年代にかけて流行しました。最盛期には年間100万台が生産されており、花嫁道具としても売り出されています。ミシンと並ぶ定番の家庭用品であり、またニット製品を量産するための仕事道具でもありました。しかし既製服が一般化すると、編み物は「作るもの」から「買うもの」へ、「家事」から「趣味」へとシフトしていきます。やがて家庭機は、徐々にその姿を消していきました。
本展では、各時代の家庭機や編み物、雑誌等の資料を糸口に、この家庭用品を中心に編成された「暮らし」と「編むこと」の関わりを辿ります。あわせて現在も家庭機を使用するニッターの作品も紹介。1923年に萩原まさが考案してはや100年、長らく忘れられてきた家庭用編み機の可能性を再考します。

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