特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」文京区立森鴎外記念館

特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」文京区立森鴎外記念館

名称:特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」文京区立森鴎外記念館
会期:2023年10月7日(土)~2024年1月14日(日)
   ※会期中の休館日 10月24日(火)、11月28日(火)、12月26日(火)~1月3日(水)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室1、2
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
観覧料:一般600円(20名以上の団体:480円)
   ※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
   ※文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き
   監修:山崎一穎(跡見学園女子大学名誉教授、森鴎外記念館(津和野)館長、森鴎外記念会顧問)、中島国彦(早稲田大学名誉教授、日本近代文学館理事長、全国文学館協議会会長)
出品協力:株式会社岩波書店、川島幸希、県立神奈川近代文学館、公益財団法人虚子記念文学館、公益財団法人日本近代文学館、東京大学総合図書館、文京ふるさと歴史館
住所:〒113-0022東京都文京区千駄木1-23-4
TEL:03-3824-5511
URL:文京区立森鴎外記念館

特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」文京区立森鴎外記念館
特別展「千駄木の鴎外と漱石~二人の交流と作品を歩く」文京区立森鴎外記念館

 森鴎外(1862-1922)と夏目漱石(1867-1916)は、明治を代表する文豪です。同時代を生きた二人は、近代日本文学の双璧としてよく比較されてきました。例えば、鴎外は島根県津和野町出身で明治維新後に東京に上京しましたが、漱石は生まれも育ちも東京で生粋の江戸っ子です。また鴎外は22歳でドイツへ、漱石は33歳でイギリスに留学しました。さらには鴎外が陸軍軍医として「官」に生きたのに対し、漱石は「民」の立場に在ったなど、比べれば限りがありません。しかし、「千駄木」という場所を通してみると、二人の足跡の交わりが見えてきます。
 鴎外と漱石が顔を合わせたのは数回ですが、本展では二人の接点を振り返り、千駄木をキーワードにその交流と作品を紹介します。自著を贈るやり取り、そして時期を異にして二人が住んだ「駒込千駄木町五十七番地の家」の歴史、次いで鴎外『青年』、漱石『吾輩は猫である』『三四郎』に代表される千駄木を舞台にした作品の登場人物たちの交錯を、書簡や原稿、献呈本などとあわせて展覧します。
 展覧会を見終えて記念館を出た後、千駄木の街が来た時と少し違って見えるかもしれません。千駄木に刻まれた鴎外と漱石の記憶をぜひご覧ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「殿さまのスケッチブック」永青文庫
ページ上部へ戻る