「キュンチョメ個展 魂の色は青」黒部市美術館

「キュンチョメ個展 魂の色は青」黒部市美術館

名称:「キュンチョメ個展 魂の色は青」黒部市美術館
会期:2023年10月7日(土)-12月17日(日)
休館日:月曜日(但し10月9日開館)、10月10日・11日、11月24日
開館時間:午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)
閲覧料:一般500円(400円)、高校・大学生400円(300円) ( )内は20名様以上の団体料金 
  *中学生以下無料 *障害者等手帳をお持ちの方と付添1名無料
主催:黒部市美術館[公益財団法人黒部市国際文化センター]
共催:黒部市、黒部市教育委員会
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人熊谷正寿文化財団、
   一般財団法人自治総合センター
協力:北洋の館、ARTISTS’ GUILD、富山ガラス工房
後援:北日本新聞社、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、みら~れTV、新川コミュニティ放送
住所:〒938-0041富山県黒部市堀切1035 黒部市総合公園内
TEL:0765-52-5011
URL:黒部市美術館

《金魚と海を渡る》2022年、映像
《金魚と海を渡る》2022年、映像

キュンチョメ(ホンマエリ、ナブチ)は、制作行為を「新しい祈り」と捉え、様々な社会問題や自然災害、そこに関わる人々と正面から向き合い、複雑に絡まる感情や交錯する意見を反映させながら真摯に作品に昇華させてきました。
2022年以降は、フィリピンやハワイに滞在し現地の圧倒的な自然や、多様な価値観に触れ、思考を大きく更新させています。そして現在、海や大地、あるいは地球そのものに全身全霊で関わりながら「新しい幸福」の在り方を模索しています。
展示作品11点は全て新作で、海で制作された作品を中心に構成されます。作家は近年、様々な方法で海に潜り続けてきました。全身の力を抜き、環境に身を委ね、息を止めて海の深くまで行き、再び海面へ浮上する。そこでようやく、おもいっきり息を吸います。その「呼吸」は生の実感であると共に、世界と出会い直す瞬間であったのかもしれません。そのような数々の自然体験と共につくられた作品は、詩的でユーモラスな行為を通して幸福の探求へとつながっていきます。
また、海辺近くのカフェや、展覧会場の外にも作品が点在しており、美術館内だけでなく黒部の自然に触れながら作品と出会う構成になっています。会期初めの10月から11月にかけての一ヶ月は作家が現地に滞在し、「深呼吸を持ち帰る」ためのワークショップが定期開催されるほか、「記憶のアイスクリーム」(アイスクリームの記憶とアイスクリームを交換する作品)が突発的に開催されます。
本展覧会で提示される「新しい幸福」が、様々な不安や緊張が存在するこの時代を、共にしなやかに生きるための一つの指針となれば幸いです。

出品作家
キュンチョメ
(ホンマエリ、ナブチ)
2011年からアーティストとしての活動を開始。2014年の第17回岡本太郎現代芸術賞 太郎賞受賞以降、更なる飛躍を遂げ、活動の場を広げてきた。近年の展覧会では、「KANTEN観展」(apexart(ニューヨーク)2023)、「六本木クロッシング2022:往来オーライ!」(森美術館 2022)、「シアターコモンズ’22」(東京 2022)、Compassionate Grounds: Ten Years on in Tohoku(Composite, Collingwood Arts Precinct(メルボルン)2020)、「現在地:未来の地図を描くために[1]」(金沢21世紀美術館 2019)、「あいちトリエンナーレ2019」(愛知 2019)等国内外から多くの招聘を受ける。
同時に、活動当初から、自主企画によっても精力的な個展を開催してきており、「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」(NICA,東京 2021)、「ここにいるあなたへ」(民家2軒,神奈川 2021)、「なにかにつながっている」(新宿眼科画廊 東京 2014)他、その活動は常に注目を集めてきた。 
https://www.kyunchome.com/

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