「仏画のなかのやまと絵山水」東京国立博物館

「仏画のなかのやまと絵山水」東京国立博物館

名称:「仏画のなかのやまと絵山水」東京国立博物館
会期:2023年9月20日(水) ~ 2023年12月3日(日)
会場:東京国立博物館 本館 3室
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
住所:〒110-8712東京都台東区上野公園13-9
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京国立博物館

阿弥陀聖衆来迎図(部分)
鎌倉時代・14世紀
(2023年10月31日から展示)
阿弥陀聖衆来迎図(部分) 鎌倉時代・14世紀 (2023年10月31日から展示)

特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」(10月11日(水)~12月3日(日))の開催に合わせ、仏画に見られる自然の風景、山水表現に注目します。
やまと絵は、中国由来の「唐絵(からえ)」や「漢画(かんが)」の影響をうけつつ独自の展開を遂げた絵画で、世俗的な絵画制作を担った宮廷絵師が育んできました。平安時代半ば以降、宮廷絵師と仏画制作を担う絵仏師(えぶっし)が協働して絵画制作を行う環境が増え、仏画の中にやまと絵の山水表現が取り入れられるようになります。密教絵画、経典説話画、縁起絵などといったジャンルによって山水表現との相性に違いはありますが、例えば、本特集で展示する神仏習合(しんぶつしゅうごう)に関わる作例や阿弥陀如来の来迎図(らいごうず)では、厳かなほとけの姿と穏やかな自然景が見事に融合し、美しい画面が生み出されました。こうした作例は、宮廷絵師が手掛ける山水表現との区別がつかない程、絵仏師がやまと絵の山水表現を十分に理解し、習熟していたことを物語ります。
本特集では模本も活用しながら、その具体例をご紹介します。

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