生誕200年「根本幽峨―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―」鳥取県立博物館

生誕200年「根本幽峨―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―」鳥取県立博物館

名称:生誕200年「根本幽峨―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―」鳥取県立博物館
会期:2024年2月10日(土)〜3月20日(水)
会場:鳥取県立博物館
開館時間:9時~17時
料金:【当日】一般/700円(大学生・70歳以上の方・20名様以上の団体/500円)
   ※高校生以下の方、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
   【前売り】一般のみ/500円
休館日:2月12日を除く月曜日、2月13日(火)
主催:根本展実行委員会(鳥取県立博物館、山陰中央テレビジョン放送株式会社)
協賛:日本通運、モリックスジャパン、吉備総合電設、三和商事、鳥取県情報センター
住所:〒680-0011鳥取県鳥取市東町2-124
TEL:0857-26-8042
URL:鳥取県立博物館

 18世紀末から幕末にかけての鳥取藩には、土方稲嶺、片山楊谷、島田元旦、黒田稲皐、沖一峨ら、実力派・個性派の画家たちが集い、「因幡画壇の黄金時代」と称される華やかで豊穣な絵画文化が花開きました。その最後期を飾る画家 根本幽峨(1824-66)は、鳥取の商家 砂田屋に生まれ、10代で江戸に上り江戸定詰の鳥取藩絵師 沖一峨に師事します。師のもとで幅広い画派の作品を貪欲に吸収し、若くして藩の御用をこなしながら着々とキャリアを積み上げた幽峨は、安政五(1858)年に藩絵師に召し出されました。幽峨が手掛けた作品は、狩野派の伝統的な漢画・やまと絵をはじめ、宋から明代にかけての中国人画家の筆法に倣った山水・人物画、浮世絵風の当世風俗画、肖像画、真景図などにも及びます。それら画題に応じて画風を使い分け、師 一峨に引けを取らぬほど実にバラエティに富んだ作画を展開しました。激動の幕末とともに42年の短い生涯を閉じますが、郷土鳥取で数多くの門弟を育て上げ、彼の遺鉢を継ぐ者たちによって近代鳥取の日本画壇の基礎が形成されるに至ります。
 この度、幽峨の生誕200年を記念して初の大規模回顧展を開催いたします。初公開の作品を交えつつ、画業初期から晩年に至るまでの代表作、資料を一堂に展示し、近代前夜の日本の片隅で鮮鋭な輝きを放ちながら、絵筆で人生を切り開いた一人の画家の全貌に迫ります。写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。

生誕200年「根本幽峨―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―」鳥取県立博物館
生誕200年「根本幽峨―近世鳥取画壇の「黄金時代」最後の華―」鳥取県立博物館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る