特別陳列「没後30年 田中太郎 – 誠をつくす彫刻 -」石川県立美術館

特別陳列「没後30年 田中太郎 - 誠をつくす彫刻 -」石川県立美術館

名称:特別陳列「没後30年 田中太郎 – 誠をつくす彫刻 -」石川県立美術館
会期:2024年1月4日(木)〜2024年2月12日(月)
会場:石川県立美術館
開館時間:9:30 〜 18:00
休館日:会期中無休
入場料:一般 370円、大学生・65歳以上 290円、高校生以下 無料
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

2023年に没後30年を迎えた石川県七尾市出身の彫刻家・田中太郎を特集します。田中は寺院建築の装飾彫刻を学んだあと彫刻を志して上京、当時木彫の第一人者であった平櫛田中に師事します。所属していた日本美術院彫塑部解散後は公募展への出品を辞し、自らの作風を追い求めました。
田中の作品は、独自のスタイルをもちます。確かな修行に裏付けられた技術を基礎として、写実からデフォルメの間を自在に行き来しつつ、しかしどの作品も田中の作品であることをしっかりと主張します。また、意表をついた組み合わせをひとつの作品にまとめる発想力と表現力にも優れており、人と昆虫が融合したような造形や、ややもするとバランスが崩れそうな思い切った造形を成立させる手腕をもちます。また、優しく信心深い人柄があらわれた鑿(のみ)のタッチからは、対象へのあたたかいまなざしが感じられます。師の「誠をつくし、心をこめて彫る」ということばをモットーに生み出された田中の作品群は、いまも観る者をひきつけてやみません。
本展では、乾漆や版画も含めた幅広い制作活動、制作中の様子や文化財修復の活動なども含め、田中太郎の世界を紹介いたします。

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