名称:I LOVE ART 18「パーフェクト・カモフラージュ 展 ― 私はアートになりたい」ワタリウム美術館
会期:2024年2月4日(日)〜2024年5月6日(月)
会場:ワタリウム美術館
開館時間:11:00 〜 19:00
休館日:月曜日
   2月12日、4月29日、5月6日は開館
入場料:一般 1200円、25歳以下・高校生・70歳以上・障がい者手帳提示と付き添い1名 1000円、中学生・小学生 500円
住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-7-6
TEL:03-3402-3001
URL:ワタリウム美術館

アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイス・イン・メモリアム 1986シルクスクリーン
アンディ・ウォーホル、ヨーゼフ・ボイス・イン・メモリアム 1986シルクスクリーン

私はアートになりたい。
アートとは、完璧なカモフラージュのことかもしれない。
「パーフェクト・カモフラージュ展」では、ワタリウム美術館コレクションよりアンディ・ウォーホルを中心に11人と、ゲストアーティストにさわひらき、野口里佳、杉戸洋を交え、「日常にカモフラージュする」「自然にカモフラージュする」「記憶にカモフラージュする」「空間にカモフラージュする」の4つの章に分け、約80点の作品を展示します。
「僕は機械になりたい。機械になりたいから、こんな絵の描き方をするんだ」 アンディ・ウォーホル
1963年11月「ARTnews」誌より。1960年以降、ウォーホルは、シルクスクリーンを多用した作品を制作。同じ版を利用し、意図的にプリントをずらしたり、インクをはみ出させたりすることで、独自のイメージを生んだ。
「植物を超えるものは植物と一体である」 ロイス・ワインバーガー
1997年「ドクメンタⅩ」 にて制作した作品のタイトル。ワインバーガーは、カッセル中央駅の古い線路の除草剤を取り除き、荒地植物を植え付けて庭に変えた。ドイツの土に根付いていく植物を、当時増加していた移民に例えている。
カモフラージュとは、自身の存在を隠し、周囲に溶け込むこと。置かれた状況が、私たちを生み出し、そしてまたあらたな状況がつくられる。 歴史とはその繰り返し。カモフラージュとは、生存本能である。雑踏に、自然に、一日中、世界中で、たくさんのコト、モノ、ココロで溢れそうなとき、自分の身を隠そうと、私たちは日常の中にカモフラージュしていく。
何にカモフラージュするかは、あなた次第。
◆ アーティスト
第一章 日常にカモフラージュする:アンディ・ウォーホル、マン・レイ、さわひらき(ゲスト)
第二章 自然にカモフラージュする:ロイス・ワインバーガー、ゲイリー・ヒル、野口里佳(ゲスト)
第三章 記憶にカモフラージュする:クリスチャン・ボルタンスキー、ヨーゼフ・ボイス、杉戸洋(ゲスト)
第四章 空間にカモフラージュする:ドナルド・ジャッド、マックス・ビル、ナムジュン・パイク、リン・ティエンミャオ、キース・ヘリング

キース・ヘリング 無題(部分)1983
キース・ヘリング 無題(部分)1983
ドナルド・ジャッド 無題 1977
ドナルド・ジャッド 無題 1977
杉戸洋「男爵芋」cobbler potatoes 2023
© Tomio Koyama Gallery
杉戸洋「男爵芋」cobbler potatoes 2023 © Tomio Koyama Gallery
ヨーゼフ・ボイス フェルト・スーツ 1970
ヨーゼフ・ボイス フェルト・スーツ 1970
野口里佳 虹は生き物 2023
© Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery
野口里佳 虹は生き物 2023 © Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery
ロイス・ワインバーガー 組織学の断面 2000
ロイス・ワインバーガー 組織学の断面 2000
さわひらき flown(展示風景) 2022
© Hiraki Sawa. Courtesy Parafin, London. Ota Fine Arts, Tokyo. Photo: Peter Mallet.
さわひらき flown(展示風景) 2022 © Hiraki Sawa. Courtesy Parafin, London. Ota Fine Arts, Tokyo. Photo: Peter Mallet.
マン・レイ 地球 1931
マン・レイ 地球 1931
アンディ・ウォーホル セルフポートレイト 1986
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