「大吉原展 」東京藝術大学大学美術館

名称:「大吉原展」東京藝術大学大学美術館
会期:2024年3月26日(火) – 5月19日(日)
   前期展示:3月26日(火)- 4月21日(日)
   後期展示:4月23日(火)- 5月19日(日)
開館時間:午前10時 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)
   ※会期中、作品の展示替えがあります
休館日:月曜日、5月7日(火)(ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館)
会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4
観覧料:一般 2,000円(1,800円)、高・大学生 1,200円(1,000円)
   ※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
   ※( )は前売り料金、2月1日より発売中
主催:東京藝術大学、東京新聞、テレビ朝日
後援:台東区
特別協力:台東区立下町風俗資料館、千葉市美術館
輸送協力:日本航空、日本貨物航空
助成:藝大フレンズ賛助金
住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:東京藝術大学大学美術館

「江戸吉原」の約250年にわたる文化・芸術を学術的に検証
仕掛けられた虚構の世界を約250件の作品で紹介
約10万平方メートルもの広大な敷地に約250年もの長きに渡り続いた幕府公認の遊郭 江戸の吉原は、他の遊郭とは一線を画す、公界としての格式と伝統を備えた場所でした。武士であっても刀を預けるしきたりを持ち、洗練された教養や鍛え抜かれた芸事で客をもてなし、夜桜や俄など季節ごとに町をあげて催事を行いました。約250年続いた江戸吉原は、常に文化発信の中心地でもあったのです。3月にだけ桜を植えるなど、贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界だったからこそ、多くの江戸庶民に親しまれ、地方から江戸に来た人たちが吉原見物に訪れました。そうした吉原への期待と驚きは多くの浮世絵師たちによって描かれ、蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)らの出版人、文化人たちが吉原を舞台に活躍しました。
江戸の吉原遊郭は現代では存在せず、今後も出現することはありません。本展では、今や失われた吉原遊郭における江戸の文化と芸術について、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館からの里帰り作品を含む国内外の名品の数々で、歴史的に検証し、その全貌に迫ります。

喜多川歌麿《吉原の花》 寛政5年(1793)頃 ワズワース・アテネウム美術館
Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford.
The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund
喜多川歌麿《吉原の花》 寛政5年(1793)頃 ワズワース・アテネウム美術館 Wadsworth Atheneum Museum of Art, Hartford. The Ella Gallup Sumner and Mary Catlin Sumner Collection Fund
勝川春潮《吉原仲の町図》 天明後期-寛政前期(c.1785-1795) 大英博物館
©The Trustees of the British Museum.
勝川春潮《吉原仲の町図》 天明後期-寛政前期(c.1785-1795) 大英博物館 ©The Trustees of the British Museum.
高橋由一《花魁》 明治5年(1872)
東京藝術大学
高橋由一《花魁》 明治5年(1872) 東京藝術大学
歌川国貞《美人合 俄》 文政(1818-30)末期 山口県立萩美術館・浦上記念館
歌川国貞《美人合 俄》 文政(1818-30)末期 山口県立萩美術館・浦上記念館
人形・辻村寿三郎、建物・三浦宏、小物細工・服部一郎《江戸風俗人形》 昭和56年(1981) 台東区立下町風俗資料館 撮影:石﨑幸治、写真提供:三浦佳子
人形・辻村寿三郎、建物・三浦宏、小物細工・服部一郎《江戸風俗人形》 昭和56年(1981) 台東区立下町風俗資料館 撮影:石﨑幸治、写真提供:三浦佳子
「大吉原展〈予告〉」東京藝術大学大学美術館
「大吉原展〈予告〉」東京藝術大学大学美術館

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