「― 窓辺の郷愁 遊心の物語 ― 小杉小二郎 展<洋画>」横浜高島屋

マ・ビィ・カトバン (97×145.5㎝)

名称:「― 窓辺の郷愁 遊心の物語 ― 小杉小二郎 展<洋画>」横浜高島屋
会期:2024年4月24日(水)→29日(月・祝)
会場:7階 美術画廊
住所:〒220-8601横浜市西区南幸1丁目6番31号
TEL: 045-311-5111
URL: 横浜高島屋

トスカーナの窓辺(F100号)
トスカーナの窓辺(F100号)

このたび横浜高島屋では、洋画家・小杉小二郎先生の個展を開催いたします。 小杉先生の描く窓辺の情景は、見知らぬ世界の、でもどこか懐かしい風景を観る者に感じさせます。窓の外の遠景は過ぎ去りし日の記憶か、或いはかつて夢に見た世界か。そして室内の静物や花たちは、孤高の作家の心情を吐露するかのように密やかに言葉を交わしています。深遠な時間を切り取ったような静謐な画面には、寂寥感とともに豊かな詩情が漂います。一方で、童話シリーズやガラス絵、立体オブジェにはエスプリと遊び心が溢れ、先生の洒脱で多様な表現力が見て取れます。優しく、人にも芸術にも真摯で創造的な人間性から生まれる独自の世界観を持つ作品は、一般のファンのみならず数多の文化人をも魅了し続けています。 画家を志し美術家としての薫陶を受けた中川一政に随って渡仏してから50余年。先生は本年傘寿を迎えます。今回の個展は、パリ、サン・レミ、東京と、それまで先生が経験した様々な出会いや別れ、素晴らしいものへの感動、心を痛めるような社会の情勢など、現在まで歩んで来た80年の人生を、新作の油彩画、童話シリーズの微笑ましい絵画、実験的な表現を含むガラス絵作品、ユニークな立体オブジェなど多彩な作品に込めた、見ごたえある発表となります。 この比類なき無垢な小杉ワールドを、ぜひご高覧ください。

マ・ビィ・カトバン (97×145.5㎝)
マ・ビィ・カトバン (97×145.5㎝)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る