「アール・ヌーヴォー 魅惑の煌めき ガレ・ドーム ガラスの世界展」阪急うめだ本店

ドーム「木立風景文花器」 (幅17.4×奥行8×高さ11.2cm、 型吹き・ヴィトリフィカシオン・エッチング・ エナメル彩)

名称:「アール・ヌーヴォー 魅惑の煌めき ガレ・ドーム ガラスの世界展」阪急うめだ本店
会期:2024年8月28日(水)〜 9月2日(月)※催し最終⽇は午後4時終了
会場:9階 阪急うめだギャラリー
開館時間:10:00 〜 20:00
入場料:無料
住所:〒530-8350大阪府大阪市北区角田町8番7号
TEL: 06-6361-1381
URL:阪急うめだ本店

ガレ「カワセミ文ランプ」
(径13.5×高さ26.5cm、型吹き・被せガラス・
エッチング)
ガレ「カワセミ文ランプ」 (径13.5×高さ26.5cm、型吹き・被せガラス・ エッチング)

19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した美術運動、アール・ヌーヴォー。その代表的な作家のひとり、エミール・ガレの没後120年を記念した展覧会です。自然の植物や動物をモチーフに、洗練された感性と独創的な想像力で表現した巨匠エミール・ガレ、繊細で絵画的な表現を特徴としたドーム兄弟の作品が一堂に会します。ぜひこの機会に、魅惑のガラスの世界をお楽しみください。

1846年、フランス北東部のナンシーで、ガラス器、陶器の製造工場を経営する父のもとに生まれる。学生時代から文学、修辞学、哲学、植物学などを学び、優れた成績を残した。
1866年、北ロレーヌ・マイゼンタールのガラス工場でガラス製造の技術を習得、翌年から父の会社でデザイナーとして協力する。
1877年、父の会社の経営を引き継ぎ、ガラス器、陶器の製造販売を手がけるようになる。
1878年、パリ万国博覧会に参加し、独自に開発した「月光色ガラス」や陶器を出品し、銅賞を受賞。
1889年、パリ万国博覧会ではガラス部門でグランプリを、また陶器と家具部門でもそれぞれ金、銀賞を受賞し、国際的な評価を得る。
その後も、新たなガラス技術を研究、1900年のパリ万国博覧会でも大量のガラス作品を出品、再びグランプリを獲得し、人気を不動のものにした。陶器、家具のデザインも手掛ける。
1904年、58歳で逝去。

ドーム「木立風景文花器」 (幅17.4×奥行8×高さ11.2cm、 型吹き・ヴィトリフィカシオン・エッチング・ エナメル彩)
ドーム「木立風景文花器」 (幅17.4×奥行8×高さ11.2cm、 型吹き・ヴィトリフィカシオン・エッチング・ エナメル彩)

兄:オーギュスト・ドーム 1853年~1909年
弟:アントナン・ドーム 1864年~1930年
アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸作家。兄弟ふたりで、父が手掛けるガラス製造事業に参加し、パリ万国博覧会でのガレの成功に触発され、1891年には美術工芸品としてのガラス生産を開始。
1900年のパリ万国博覧会ではガラス部門でグランプリを獲得。
1901年にナンシー派が結成されると弟、アントナンは副会長に就任。
ドーム工房は現在も高級クリスタルのメーカーとして操業を続けている。

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