「写実絵画の精鋭展-ホキ美術館コレクション-」佐賀県立美術館

「写実絵画の精鋭展-ホキ美術館コレクション-」佐賀県立美術館

名称:「写実絵画の精鋭展-ホキ美術館コレクション-」佐賀県立美術館
会期:2025年3月20日(木・祝)~2025年5月18日(日)
会場:佐賀県立美術館 佐賀県立博物館
時間:9:30~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 
   ※月曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館
観覧料:一般 1,600円(1,400円)
   大学・高校生 1,200円(1,000円)
   小中学生 500円(300円)
   未就学児 無料
   ※( )内は前売り料金となります
   ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方とその介助者1名は半額
※佐賀県立博物館美術館メール会員は前売り価格
住所:〒840-0041佐賀県 佐賀市城内1-15-23
TEL:0952-24-3947
URL:佐賀県立美術館

「写実絵画の精鋭展-ホキ美術館コレクション-」佐賀県立美術館
「写実絵画の精鋭展-ホキ美術館コレクション-」佐賀県立美術館

本展では、写実界を牽引する個性豊かな4名の作家にフォーカスします。森本草介(1937~2015)と野田弘志(1936~)、そして小尾修(1965~)と島村信之(1965~2024)です。
「敬虔なる写実」とうたわれ、ピアノを愛し、絵の中から音楽が聞こえてくるかのような情景や理想の女性像とフランスの地方の風景を描いた森本、「崇高壮大」「存在を描くこと」をテーマに、存在の重みと地球上に生まれた奇跡を描き続ける野田。それぞれまったく違う画風ですが、戦後の抽象絵画全盛時代に屈することなく、独自の写実絵画を追求してきました。また、対象の痕跡や時の流れ、身近なモチーフに着目する小尾。光の中に佇む女性の肌や昆虫などに美を見出し、独自の世界を追求し続け、昨年惜しまれつつ亡くなった島村は、次の世代として写実界の第一線で活躍を続けてきました。
一枚一枚のキャンバスには作家が描きたいテーマが、果てしない、気の遠くなるような時間をかけて、丹念に描き出されています。また、同じテーマでも作家によって描きだされた作品にはそれぞれの個性が光ります。わかりやすく、入っていきやすい写実だからこそ、そこには誰もが共感できる人生のドラマが見えてきます。作品と向き合う、それは自分の心の中との対話かもしれません。作品を通して自分と出会う時間でもあります。
本展の2つの部屋では人気の高い4人の写実作家の作品の数々を、3つ目の部屋では九州ゆかりの作家を含む第一線で活躍中の写実作家を取り上げます。どの作品が心に響くでしょうか。写実絵画の最前線をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。

島村信之《ロブスター(戦闘形態)》(部分)2009年
島村信之《ロブスター(戦闘形態)》(部分)2009年
森本草介《ボタン》(部分)1997年
森本草介《ボタン》(部分)1997年

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 富田菜摘 「ものものいきもの」織田廣喜美術館
  2. 春季展「春を言祝ぐ美術工芸」金沢市立安江金箔工芸館
  3. 企画展「道東考古-縄文の世界ー」釧路市立博物館
ページ上部へ戻る