「土魂(つちだま)の個展 十一代 大樋長左衛門(年雄)」日本橋高島屋S.C.(本館)

十一代 大樋 長左衛門 大樋転生茶盌 H8.3 × W12.3cm 大樋美術館

名称:「土魂(つちだま)の個展 十一代 大樋長左衛門(年雄)」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年6月5日(水)→10日(月)
会場:本館6階 美術画廊
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

このたび日本橋高島屋美術画廊におきまして「土魂(つちだま)の個展 十一代 大樋長左衛門(年雄)」を開催いたします。
大樋長左衛門氏は1958年、金沢市に十代・大樋長左衛門氏の長男として生まれました。アメリカ留学で陶芸の基礎を学び、帰国後に十代の薫陶を受け、大樋窯での作品制作を開始。2016年には十一代を襲名し、伝統を継承するとともにデザインや、空間プロデュースなど様々な芸術分野で活躍、昨年は恩賜賞・日本芸術院賞を受賞するなど国際的に高く評価されています。
今展覧会の制作準備を進めていた2024年元日に突如、石川県で発生した能登半島地震。金沢市内もこれまでに経験のない激しい揺れに襲われ、大樋氏ご自身の作品や、先代の作品の多くが失われるなど、甚大な被害を受けました。
深い喪失感と復旧作業が続く中、大樋氏は逆境を創作への原動力へと転換し、残された破片から聴こえる声に耳を傾けるかのように作陶を再開します。
土に触れ、語らい、破片に再び命を吹き込むかのような今回の制作を通して、いくつもの時代が重なり合うような感覚を覚えたと語る大樋氏。
今展では、様々な茶盌の破片を繋ぎ合わせ、一つの新たな作品として蘇らせた新作を発表いたします。
また、大樋家伝統の黒、飴の茶盌をはじめ、当代ならではの窯変や、漆喰によるペインティング、近年のシンガポールでのコミッションワークから想を得た、禅の円相を立体化したイメージの金属のオブジェなど、新作を一堂に展観いたします。

十一代 大樋 長左衛門 大樋転生茶盌 H8.3 × W12.3cm 大樋美術館
十一代 大樋 長左衛門 大樋転生茶盌 H8.3 × W12.3cm 大樋美術館

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