収蔵品展「存在ー気配と実相のかたち」中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館

収蔵品展「存在ー気配と実相のかたち」中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館

名称: 収蔵品展「存在ー気配と実相のかたち」中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館
会期:令和3年5月15日(土曜日)~令和3年9月26日(日曜日)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 6月からは会期中無休。
時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料:一般450円、高校生300円、中学生以下無料(料金には常設展観覧料を含みます。各種減免規定があります。
住所:〒070-0875北海道旭川市春光五条7
TEL:0166-46-6277
URL:中原悌二郎記念 旭川市彫刻美術館

旭川市彫刻美術館が収蔵する約1、200点超の彫刻・平面作品の中から、人体をモチーフとした作品を取り上げ、収蔵品展を開催します。時代や洋の東西を問わず、表現者にとって人体は最も身近な題材であり、人間像は時代の移り変わりと共に制作の目的や表現の手法を変化させながら、古来から連綿と作り続けられてきました。
近代になり、人間像が宗教上の需要から解放されて純粋な芸術作品として独立するようになると、彫刻家たちは、人体の複雑性や均整に対する構造的な興味や人の存在に対する哲学的な関心を根底として、量塊の中から存在感や生命感をいかに発出するかということに腐心しながら人体彫刻に取り組むようになりました。
戦後になると、彫刻の表現方法は様々な素材や技法を獲得することで急速に多様化していきました。それに伴って、人体を題材とした作品における表現の手法もまた、多彩なものになりました。
しかし、表現方法は変化しても、「人」という対象に主眼を置くときには、人がそこに「いる」という「存在」を作品の内に表すことへの精励から逃れることはできません。そのため、「気配」を生み出すことや、人物の「意志」や「雰囲気」を造形に取り込むことで、作品という「もの」に人間味や人の存在感を与えようとしています。 
本展では、それぞれの作家たちがどのように人の存在を表現しているかに着目しながら、優れた人間像がみせる様相を紹介します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 彦根屛風 彦根城博物館蔵
  2. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  3. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
ページ上部へ戻る