「連載・小さい伝記―植田正治の歩み」植田正治写真美術館

「連載・小さい伝記―植田正治の歩み」植田正治写真美術館

名称:「連載・小さい伝記―植田正治の歩み」植田正治写真美術館
会期:2022年6月11日(土)~2022年9月11日(日)
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:火曜 火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
会場:植田正治写真美術館
住所:〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
tel.0859-39-8000
URL:植田正治写真美術館

「連載・小さい伝記―植田正治の歩み」植田正治写真美術館
「連載・小さい伝記―植田正治の歩み」植田正治写真美術館

「連載・小さい伝記」は、1974年から1985年まで実に12年間、13回にわたって『カメラ毎日』誌に発表されています。そのほとんどが6×6判のカメラ、ハッセルブラッドで撮影され、ほぼ正方形の画面におさめられています。正方形の画面といえば、戦前、植田はローライフレックスというカメラを愛用しています。この頃は、多くの場合トリミングを施しているのに対して、〈小さい伝記〉では、あまりトリミングはされていません。植田の意識に大きな変化があることがわかります。植田自身、このシリーズをカメラを介しての「触れあいの記述」であると語っているように、意図しない偶然の出会いを、シンプルでストレートに記録したいと意図していたのかもしれません。また、写真家として「今日を生きた証し」でもあるこの連載は、雑誌の休刊とともに途絶えましたが、写真家としての活動を続ける限り、植田の「小さい伝記」は完結することはなく、その意味で、この伝記は写真家の歩みそのものでもあったといえるでしょう。
正方形の画面に閉じ込められた愛らしい山陰の子どもたち、素朴なたたずまいの人々、そして日常の何気ない出会いなど、植田のユーモアや優しさに溢れるまなざしを感じながらご覧いただけることでしょう。

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