「生誕100年 藤川叢三展」本郷新記念札幌彫刻美術館

「生誕100年 藤川叢三展」本郷新記念札幌彫刻美術館

名称:「生誕100年 藤川叢三展」本郷新記念札幌彫刻美術館
会期:2022年6月11日(土)~2022年8月31日(水)
会場:本郷新記念札幌彫刻美術館 本館
開館時間:午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜休館(7/18(月・祝)は開館し、7/19(火)は休館)
観覧料:札幌市文化芸術鑑賞促進事業により、展覧会の観覧料が通常の半額となります。
  ※居住地にかかわらず、来館されるすべての方が対象となります。
  一般 600円(500円)→300円(250円)
  65歳以上 500円(400円)→250円(200円)
  高校・大学生 400円(300円)→200円(150円)
  中学生以下無料
  ※( )内は10名以上の団体料金
主催:本郷新記念札幌彫刻美術館(札幌市芸術文化財団)
後援:北海道、札幌市、札幌市教育委員会
助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、芸術文化振興基金助成事業
住所:〒064-0954北海道札幌市中央区宮の森4条12丁目
TEL:011-642-5709
URL:本郷新記念札幌彫刻美術館

《立像15》 1968年 ブロンズ 北海道立近代美術館蔵
《立像15》 1968年 ブロンズ 北海道立近代美術館蔵

藤川叢三(本名:基、1922-1998)の生誕100年を記念し、その活動を振り返る展覧会を札幌で初めて開催します。
藤川は、旭川に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科塑造部卒業後、1951年から35年間にわたり北海道教育大学札幌分校(現・札幌校)において彫塑の教官として、多くの彫刻家や教諭を世に送り出しました。
自らの制作においては、当初、日展(日本美術展覧会)に出品しながら堅実な写実的人体像を制作していましたが、1962-64年にイタリアへ留学し、マリノ・マリーニから直接指導を受けたことで、大胆にデフォルメした素朴な表現へと作風を大きく変化させました。
帰国後は、服を脱ぐポーズなど日常の何気ないしぐさのなかに豊かな造形性を湛えた作品を、東京と札幌での個展や道展(北海道美術協会展)に発表しています。また、彫刻のほかにリトグラフ制作にも力を入れており、1975年頃からはその鮮やかな色彩をテラコッタの彩色に取り入れる試みを行っています。
本展では、藤川の初期から晩年までの彫刻、版画、素描約50点を、作品の変遷を追いながら紹介するとともに、優れた指導者としての側面も紹介します。

《テラコッタ13》 1979年 テラコッタ 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵 撮影:山岸せいじ
《テラコッタ13》 1979年 テラコッタ 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵 撮影:山岸せいじ
《リトグラフ1》1967年 リトグラフ、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《リトグラフ1》1967年 リトグラフ、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《リトグラフ19》 1974年 リトグラフ、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《リトグラフ19》 1974年 リトグラフ、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《裸婦1》1970年 ブロンズ 個人蔵
《裸婦1》1970年 ブロンズ 個人蔵
《青年像》 1955年 石膏着色、個人蔵 撮影:山岸せいじ
《青年像》 1955年 石膏着色、個人蔵 撮影:山岸せいじ
《有島武郎文学碑のための素描》1962年頃 木炭、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《有島武郎文学碑のための素描》1962年頃 木炭、紙 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館蔵
《横たわる裸婦1》 1963年頃 ブロンズ 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 撮影:山岸せいじ
《横たわる裸婦1》 1963年頃 ブロンズ 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 撮影:山岸せいじ

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