平田哲朗個展「芸術か科学か」アーツ千代田 3331

平田哲朗個展「芸術か科学か」アーツ千代田 3331

名称:平田哲朗個展「芸術か科学か」アーツ千代田 3331
会期:2022年10月13日(木)~17日(月)
時間:11:00-20:00 最終日18:00まで
休み:なし
料金:入場無料
会場:1F メインギャラリー
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
URL:アーツ千代田3331

平田の自宅に置かれた作品 撮影:飯貝拓司
平田の自宅に置かれた作品 撮影:飯貝拓司

富山県氷見市で地域型アートプロジェクト「氷見クリック」や「ヒミング」を主催していた平田哲朗が、大量の作品?研究物?構造体を遺し急逝しました。
東京藝術大学在学中より、構造的で生命の本質に迫るような絵画を描いていた平田は、バックミンスター・フラーのフラードームの構造体への興味を入り口として多面体のさまざまな展開に関心を持ち、この15年ぐらいほとんど発表することもなく、作り続けていた作家です。
微生物や微化石の構造体のモデルにも思えるし、未来の宇宙船や人工衛星の建造物の構造体のようにも見えます。数学の多面体の基本を自由に展開しながら、生命や宇宙の本質に迫る勢いでこの立体の制作に没頭してきたのかもしれません。
これが何であるのかの解釈は既に美術の文脈だけでは解明不能で、さまざまな専門家、研究者の意見を、この展覧会を機会に求めたいところです。
本展は、根源的な問いを追い続けた作家としての平田の活動に光を当て、芸術と科学の両方の視点からその魅力を解き明かす出発点となればと思います。

平田の自宅に置かれた作品 撮影:飯貝拓司
平田の自宅に置かれた作品 撮影:飯貝拓司

平田哲朗(ひらたてつあき)
1962年 香川県生まれ
1989年 東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了
1993-1995年 ギャラリー「TRANS×TRANCE VISION」主宰。小沢剛展「SO-DAN ART」、角田俊也展「サウンドインスタレーション」等を企画
2004-2005年 富山県氷見市でのアートプロジェクト「氷見クリック」実行委員
2006年- 富山県氷見市でのアートプロジェクト「ヒミング」実行委員
2008年頃- 本展覧会の出展作品群の制作を開始
主な展覧会
1993年 「ザ・ギンブラート」(東京)
2009年 個展「私的公共事業 Personal Public Service」ヒミングアートセンター(富山)
2012年 「アートヒート on ダイヤモンドクロス」富山市民プラザ(富山)
2013年 「芸術定置網ヱヤサー! 2013」氷見市海浜植物園前松林(富山)
2014年 「繋ぐ術 田中忠三郎が伝える精神」十和田市現代美術館(青森)

平田哲朗個展「芸術か科学か」アーツ千代田 3331
平田哲朗個展「芸術か科学か」アーツ千代田 3331

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 彦根屛風 彦根城博物館蔵
  2. 「返還30年 岐阜の赤羽刀総覧ー美濃伝をたどるー」岐阜県博物館
  3. 「春岱-稀代の名工-」瀬戸市美術館
ページ上部へ戻る