特別展「東南アジアの陶器」富山市佐藤記念美術館

特別展「東南アジアの陶器」富山市佐藤記念美術館

名称:特別展「東南アジアの陶器」富山市佐藤記念美術館
期間:令和4年10月8日(土)~12月4日(日)
休館日:11月7日(月)
開館時間:午前9時~午後5時(入館受付午後4時30分まで)
場所:富山市佐藤記念美術館
観覧料:大人 400円 高校生以下無料
住所:〒930-0081富山県富山市本丸1-33
TEL:076-432-9031
URL:富山市佐藤記念美術館

 東南アジアのやきものは、日本においては、まだあまりよく知られていない存在といえるでしょう。古くから日本のやきものにも多大な影響を与えてきた中国の陶磁器は、長い歴史をもち、技術的にも造形的にも世界のやきものをリードしてきました。この中国陶磁の影響をうけて、周辺のベトナム・タイ・カンボジアなどでも、それぞれに特色ある施釉陶器が生産されるようになります。そして遠く日本にまで、ベトナムやタイで作られた陶器がもたらされ、江戸時代には、安南・宋胡録などと呼ばれ、茶の湯の道具として珍重されています。東南アジアのやきものは、わが国とも決して無縁のものではありません。
 このたび、富山市は平直綱氏より350件あまりにのぼる東南アジアを中心とする陶磁器のコレクションをご寄贈いただきました。平氏のコレクションは、氏がタイ在住中に現地で収集したもので、中国やベトナムのほか、タイ・カンボジア・ミャンマーといったインドシナ半島のやきもので構成されています。
 本展覧会は、この受贈を記念して開催するもので、収集品のうち東南アジアの陶器を中心に展示します。また、あわせて館蔵品も展示しますので、中国陶磁とは異なった東南アジア陶器の魅力にふれていただく機会となれば幸いです。

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