「用の美―六古窯と根来展」出羽桜美術館

朱漆塗折敷

名称:「用の美―六古窯と根来展」出羽桜美術館
会期:2022年12月9日〜2023年3月5日
開館時間:9:30~17:00[入館は16:30まで]
休館日:月曜日[祝祭日の場合は翌日]、年末年始、展示替え期間
会場:出羽桜美術館
入場料:一般600円、高大生400円、小中生200円
住所 〒994-0044 山形県天童市一日町1-4-1
TEL:023-654-5050
URL:出羽桜美術館

信楽壺
信楽壺

公益財団法人出羽桜美術館で、用の美―六古窯と根来展を開催します。 中世(平安末期~安土桃山時代)に盛んに焼成され、いまなお生産が続いている大窯業地があります。それが備前・丹波・瀬戸・常滑・設楽・越前の六つの窯で、古陶磁研究家の小山富士夫氏が提唱し、六古窯(ろっこよう)と呼ばれるようになりました。当時の人々の生活に根付いて生まれた古窯の土と炎が作る素朴で力強い造形美を持つ壺等を紹介します。
 一方、日本漆芸を代表する漆器に根来塗(ねごろぬり)があります。和歌山の根来寺で作られた漆器で、黒の漆地の上に朱の漆を塗り、長年の手擦れで黒漆が浮き上がり独特の味わいと美しい景色を見せてくれます。平安後期から江戸前期に作られた根来台や瓶子を展示し、朱と黒が生み出す経年変化の美を紹介します。
 日常生活の中で人々の暮らしと共に使われてきたものには人の手の温もりが感じられ、味わいのある美が見られます。
今展では六古窯の焼物と根来を展示し、民芸(民衆的工芸)の用の美を紹介します。この機会に是非ご鑑賞ください。

朱漆塗折敷
朱漆塗折敷

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モダニストの『蝶』 詩人・安西冬衛と好太郎」mima 北海道立三岸好太郎美術館
  2. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  3. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
ページ上部へ戻る