ロビー展「岡田健太郎―重なる景体」平塚市美術館

岡田健太郎《岩と工場》2017年

名称:ロビー展「岡田健太郎―重なる景体」平塚市美術館
会期:2023年12月5日(火)~2024年4月7日(日)
会場:平塚市美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、2024年1月9日(火)、2月13日(火)、
   年末年始 2023年12月29日〜2024年1月3日
   ※ただし、2024年1月8日、2月12日は開館
観覧料:無料
住所:〒254-0073神奈川県平塚市西八幡1-3-3
TEL:0463-35-2111
URL:平塚市美術館

岡田健太郎《catch and release》2016 年
岡田健太郎《catch and release》2016 年

1977年に岡山県に生まれた岡田健太郎は、79年に横浜市・本牧へ移り住みます。2002年、武蔵野美術大学彫刻科を卒業。近年は第17回 KAJIMA 彫刻コンクール、第28回 UBE ビエンナーレに入賞し、いま注目される彫刻家のひとりです。
大学卒業後、岡田は御影石を使用し、棺をモチーフとする作品を制作していました。その後、より柔軟な素材を探すなかで、金属製の棒をペレット状に切断し、それらを五角形に溶接する方法を見出しました。有機的なかたちをした作品は、なだらかな輪郭線をもち、サイズの異なる複数のオブジェが重なりあうようにもたれ合います。籠のようなペレットの網の目の中に、何もない閉じた空間が立ち現れますが、一方でその空間は光や風といった周囲の環境の変化に影響をうけ、私たちは事物の外側・内側があいまいになるような感覚を覚えます。
本展は、湘南の陽光がふりそそぐテーマホールの大きな空間を舞台として新作2点を含む16点の作品から活躍著しい作家の歩みをふりかえります。
◆ 岡田健太郎(おかだけんたろう)
1977年岡山県生まれ。2002年、武蔵野美術大学彫刻科を卒業。神奈川県茅ヶ崎を拠点に活動する。第28回UBEビエンナーレ(ときわ公園彫刻の丘/山口、2019年)、第17回KAJIMA彫刻コンクール(鹿島KIビル/東京、2022年)ほか受賞。主な個展に、「岡田健太郎展」(横浜市民ギャラリーあざみ野 show case gallery、2016年)、主なグループ展に「SICF18」(スパイラルホール/東京、2017年)。多摩美術大学彫刻学科、武蔵野美術大学共通彫塑研究室非常勤講師。金属製のペレットを溶接して組み合わせ、 籠あるいは檻のような構造を持つ立体制作をしている。

岡田健太郎《白の景体》2023年
岡田健太郎《白の景体》2023年
岡田健太郎《Auto reverse II》2018年
岡田健太郎《Auto reverse II》2018年
岡田健太郎《五つの白い地平》2020年
岡田健太郎《五つの白い地平》2020年
岡田健太郎《岩と工場》2017年
岡田健太郎《岩と工場》2017年

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
  2. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
  3. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
ページ上部へ戻る