「長沼孝三がみた 人の怪」文教の杜 丸大扇屋・長沼孝三彫塑館

「長沼孝三がみた 人の怪」文教の杜 丸大扇屋・長沼孝三彫塑館

名称:「長沼孝三がみた 人の怪」文教の杜 丸大扇屋・長沼孝三彫塑館
会期:2023年9月20日(水)~2023年12月28日(木)
会場:文教の杜ながい (丸大扇屋・長沼孝三彫塑館)
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
   10月31日、11月30日は休館
入場料:一般 300円、高校生 200円、中学生・小学生 100円
住所:〒993-0086 山形県長井市十日町1-11-7
TEL:0238-88-4151
URL:文教の杜 丸大扇屋・長沼孝三彫塑館

長沼孝三彫塑館は、長井市の丸大扇屋に生まれた彫刻家・長沼孝三の彫塑作品や遺品などを収蔵し、年間3期の展覧会を通じてその作家像を紹介しています。第3期となる本展では、人間の内面や社会批判を含んだ《怪》の連作を中心に、生前、長沼に届いた卯年の年賀状コレクションや、デザイン作品、写真作品などを紹介します。
東京美術学校卒業後、新進気鋭の若手彫刻家として活躍した長沼孝三は、戦後《愛の女神》(1949年)、《慈愛》(1957年)など、人間愛にあふれる多くの作品を発表してきました。しかし58歳の頃に制作した《仮面》(1966年)を皮切りに、《うそふき》(1971年)、《傀儡》(1972年)など、人間や社会への批判的な主題に基づいた作品の発表を開始します。その後1974年に制作された《怪いよいよ怪》以降は、布で全身を覆った奇妙なポーズの人物たちがモチーフとなり、《居直った怪》(1979年)、《凶器を持たすな》(1982年)等、その意味深なタイトルも相まって独自の世界観を構築するに至りました。その作品群は、現代でも古びることのないメッセージを我々に投げかけています。
本展を通じ、長沼孝三の思想と表現に触れ、その複雑な芸術観を探ります。

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