ベリーマキコ「きのうのみちばた」Gallery PARC

名称:ベリーマキコ「きのうのみちばた」Gallery PARC
会期:2023年12月02日(土) 〜 2024年01月08日(月)
会場:Gallery PARC
時間:13:00~19:00
休館日:水・木曜日、年末年始(12/27~1/5)
料金:無料
住所:〒602-8282  京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング 2階
TEL:075-334-5085
URL:Gallery PARC

京都出身のアーティスト、ベリーマキコの個展です。 ベリーは構想やモチーフを持たずに画面に向かい、「想う・思い出す・考える・感じる」ことによって自身の内から生じてくる何かを筆と絵具によって探すように絵を描きます。そうして瞬間的・身体的な感性による線や色による広がりと、作家の経験や記憶、人生といった時間の厚みをともなうイメージが重なることで、広がりと奥行きを併せ持つ独特の絵が現れます。
自分自身を出発点に絵を描き、そこに現れた絵に再び自分自身を発見するベリーの絵画制作は、いわば自分から自分への旅ともいえ、絵はその旅の途中で彼女の目に映り、心に留められた風景ともいえます。
またベリーの絵には多く「道」が描かれ、人が行き交い、家族が暮らし、生き物や植物が溢れ、自然がうつろう「みちばた」が現れますが、それはまた、何気ない日常風景・記憶を描くことが、「自分自身(日常)を眼差し、自分を探し・発見する旅」であるとするベリーの眼差しを物語っているといえるのではないでしょうか。
※本展では、会期中の1/6~1/8に会場内でワークショップを開催します(ワークショップ開催に合わせて展示構成が一部変更となります)
ベリーマキコ
1975年京都府亀岡市生まれ。里山を謳歌する暮らしの中で自然への観察眼や好奇心を育む。
1998年、成安造形大学日本画クラス研究生修了後に渡米し、メトロポリタン美術館東洋美術修復室に勤務。おもに絵画の修復を手がける傍、版画作品の制作・発表、絵本の出版などに取り組む。2008年の帰国後に本格的に作家活動を再開し、2012年には『第4回京都日本画新展』にて大賞を、2016年の『第2回藝文京展~現代の平面~』では優秀賞を受賞。
現在、作家として作品発表を行う傍ら、幼児~高校生の感性を磨く「のびなびあーと」の開講や、こども放課後活用プロジェクト「なないろのアトリエ」絵画指導、「文化を未来に伝える次世代育み事業 なないろのアトリエ」制作指導など、アートを通じた教育にも注力している。

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