「井川 健展 塗りと出会う」日本橋高島屋S.C.(本館)

「風に立つ」 H41 × W63 × D31cm 漆・ワシントンヤシの葉柄等 2024 撮影:久我 秀樹

名称:「井川 健展 塗りと出会う」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2024年5月8日(水)→27日(月)
会場:6階 美術画廊X
入場料:無料
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)

「波を渡る」 H41 × W157 × D34cm
漆・ワシントンヤシの葉柄・硬質発泡ウレタン・木等 2024 撮影:久我 秀樹
「波を渡る」 H41 × W157 × D34cm 漆・ワシントンヤシの葉柄・硬質発泡ウレタン・木等 2024 撮影:久我 秀樹

このたび日本橋高島屋美術画廊Xでは「井川 健展 塗りと出会う」を開催いたします。 井川健(たけし)氏は1980年兵庫県に生まれ、2009年に京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程を修了しました。 現在は佐賀大学にて後進の指導にあたる傍ら、自身の制作を精力的に続け、第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ大賞、第32回タカシマヤ美術賞を受賞するなど、気鋭の漆造形作家として注目を集めております。 ヤシの葉柄を主な造形材とし、その自然の線や形を活かす制作過程の中で局面ごとに現れる潜在するフォルムの気配。 その兆しに自らの感覚を研ぎ澄ませ、形を見出し、成形していく工程は、周囲の価値観に揺さぶられることなく、自らのアイデンティティーを追い求めるかのように制作を続ける井川氏独自のスタイルと言えます。 こうして形象化されたシャープなフォルムの表面に塗りと研ぎを繰り返し、呂色仕上げによる凄みのある艶が施されることで、自然界の事象をイメージさせる創造的な作品が生み出されます。 その美しい漆黒の佇まいは、素材が持つ力そのものを引き出し、臨場感のある漆の塗面を作り出したいという井川氏の想いが映し出され、艶やかな光を発しております。 ぜひ今展にて、新たな漆表現を切り開くかのような作品との出会いをお楽しみください。

「風に立つ」 H41 × W63 × D31cm 漆・ワシントンヤシの葉柄等 2024 撮影:久我 秀樹
「風に立つ」 H41 × W63 × D31cm 漆・ワシントンヤシの葉柄等 2024 撮影:久我 秀樹

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