「練馬区立美術館コレクション+ 植物と歩く」練馬区立美術館

「練馬区立美術館コレクション+ 植物と歩く」練馬区立美術館

名称:「練馬区立美術館コレクション+ 植物と歩く」練馬区立美術館
会期:2023年7月2日(日)~2023年8月25日(金)
会場:練馬区立美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日、7月18日(火)
   ※ただし、7月17日(月・祝)は開館
観覧料:一般 500円
   高校・大学生および65~74歳 300円
   中学生以下および75歳以上無料
   障害者(一般)250円
   障害者(高校・大学生)150円
   団体(一般)300円
   団体(高校・大学生)200円
   ぐるっとパス利用の方無料
   ※一般以外のチケットを購入の際は、証明できるものを要提示(健康保険証・運転免許証・障害者手帳など)
   ※障害がある方の付き添いで来館の場合、1名までは障害者料金で観覧できます
   ※団体料金は20名以上の観覧で適用となります
住所:〒176-0021東京都練馬区貫井1-36-16
TEL:03-3577-1821
URL:練馬区立美術館

佐田勝 《野霧》 1970年代 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵
佐田勝 《野霧》 1970年代 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵

「植物と歩く」とはどういうことでしょう? 植物は一つの場所に留まっていながらも、根は地中に、茎や葉は地上に伸びて這(は)い広がり、花をひらかせてはしぼむ、その一生は動きに満ちています。本展では、「植物と歩く」という言葉に、植物の営む時間と空間に感覚をひらき、ともに過ごすという意味を込めました。作家は植物を観察しその特徴をとらえようとするなかで、普段わたしたちが気づかずに通りすぎてしまうようなその意外な姿に迫り、自身の思いを重ねてイメージを作りあげるのかもしれません。
本展では練馬区立美術館のコレクションを中心に展示し、植物がどのように作家を触発してきたかを探ります。コレクションからは、画面をおおい尽くさんばかりに増殖する植物の生命力を描いた佐田勝の油彩画とガラス絵、花が散る瞬間を写実的かつ幻想的にとらえる須田悦弘の木彫、水芭蕉を生涯のモチーフとした佐藤多持の屏風や、約3mの大画面に樹木を描いた竹原嘲風の日本画などを展示します。コレクションに加えて、植物学者・牧野富太郎による植物図と植物標本や、倉科光子による種と芽吹きの両方の時間を記録する絵画を紹介します。
皆さんも、実在の植物から想像上の植物まで、美術館に集まった魅力あふれる植物たちとともに歩いてみませんか。

牧野富太郎 「ホテイラン」(東京帝国大学理科大学植物学教室編纂 『大日本植物志』、第一巻第四集、第一六図版) 1911年 紙に多色石版印刷 個人蔵
牧野富太郎 「ホテイラン」(東京帝国大学理科大学植物学教室編纂 『大日本植物志』、第一巻第四集、第一六図版) 1911年 紙に多色石版印刷 個人蔵
倉科光子 《35°36'38.1"N 139°27'38.0"E》 2010-2015年 水彩紙に透明水彩 作家蔵
倉科光子 《35°36’38.1″N 139°27’38.0″E》 2010-2015年 水彩紙に透明水彩 作家蔵
竹原嘲風 《豊秋禽喜》 1929年 紙本着色 練馬区立美術館蔵
竹原嘲風 《豊秋禽喜》 1929年 紙本着色 練馬区立美術館蔵
須田悦弘 《チューリップ》 1996年 岩絵具・木 練馬区立美術館蔵
© Yoshihiro Suda / Courtesy of Gallery Koyanagi
須田悦弘 《チューリップ》 1996年 岩絵具・木 練馬区立美術館蔵 © Yoshihiro Suda / Courtesy of Gallery Koyanagi
佐田勝 《野霧》 1970年代 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵
佐田勝 《野霧》 1970年代 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵

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