「キース・ヘリング: 360°」中村キース・ヘリング美術館

「キース・ヘリング: 360°」中村キース・ヘリング美術館

名称:「キース・ヘリング: 360°」中村キース・ヘリング美術館
会期:2021年5月15日(土)~2022年5月8日(日)
開催場所:中村キース・ヘリング美術館
休館日:定期休館日なし※臨時休館についてはウェブサイト、SNSにて告知する
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人 1,500円、学生(16歳以上) 600円、障がい者手帳所持者 600円(同伴者1名も同額で入館可)、15歳以下 無料、団体(20名以上) 1,000円
※各種割引には身分証明書を必ず提示

後援:山梨県、山梨県教育委員会、北杜市、北杜市教育委員会
協力:キース・ヘリング財団、シミックホールディングス株式会社、高知県立美術館、公益財団法人多摩市文化振興財団
住所:〒408-0044山梨県北杜市小淵沢町10249-7
TEL:0551-36-8712
URL:中村キース・ヘリング美術館
キース・ヘリングとは
キース・へリングは1980年代初頭、ニューヨークの地下鉄構内の空き広告スペースにチョークで描 いた「サブウェイ・ドローイング」によって一躍有名になりました。1981年の初個展以前よりクラブやシアター など画廊以外の場所でも自らキュレーションをして展覧会を開催するなどその活動は多岐に及びます。そし て「ドクメンタ7」(1982年)や「ヴェネチア・ビエンナーレ」(1984年)といった主要な国際展にも選出されるよう になり、アーティストとしての地位が確立されていきました。1990年エイズによる合併症のため31歳の若さで この世を去りますが、没後30年を経た今でもその人気は衰えることがありません。シンプルで明るい印象が 強いヘリングの作品ですが、子どもたちへの支援、反戦・反核、人種やセクシュアリティーに対する差別撤廃、 HIV・エイズ関連のアクティビズムなど、問題提起が多く含まれています。また美術史への深い洞察やテクノロジーへの強い関心など、空間軸や時間軸にとらわれない眼差しで世の中を描写しました。

わずか31年という短い生涯にすべてを表現し、希望と夢を 残していった1980年代のニューヨークアートのレジェンド、 キース・ヘリング。 中村キース・ヘリング美術館は、八ヶ岳の美しい自然の中で 静かに彼と向き合い、大都市ニューヨークで生まれたヘリン グの芸術とそのエネルギーを感じる事が出来る世界で唯一の 美術館です。
2007年の開館当初よりグローバル社会におけるジェンダー の平等や文化活動の継承と発展、環境問題などを含む人類の 本質的な役割を念頭に運営しています。展示空間は文化や宗教、人種や性別を超えて自由な心の解放を祈願 したヘリングの芸術概念と精神性に満ち溢れています。

絵画・映像・彫刻などを紹介
展覧会「キース・ヘリング: 360°」では、絵画や映像、写真などを紹介しつつ、ヘリングの多岐にわたる活動を多角的に考察する。

中でも注目したいのは、彫刻作品《無題(犬の上でバランスをとる人)》だ。ヘリングの彫刻といえば、まるで二次元から飛び出てきたような平面的な形を組み合わせたヴィヴィッドカラーの作品が代表的だが、同作はシルバーのアルミ素材で作り上げられている。見る角度によって異なる象が現れ、人が犬の上に乗って無邪気に遊んでいるようにも、なんとかバランスをとっているようにも捉えることができる。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る